額面通り?貰いすぎ? ドジャース、2023年高額年俸ランキング6~10位。大…

メジャーリーグ(MLB) 最新情報(最新ニュース)

 

 

 今オフにFAとなっていた大谷翔平選手が、10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約でロサンゼルス・ドジャースに入団。メジャー屈指の名門球団であるドジャースは、豊富な資金力も備えており、大谷の獲得以外にも数多くの大型補強を敢行している。

 ここでは、ドジャースの2023年高額年俸ランキングを紹介する。大谷の同年年俸3000万ドル(約43億5000万円)を上回る選手は、新天地にいるのだろうか。(※年俸は米データサイト『Spotrac』を参照。1ドル145円で統一した。)

 

 

第10位:ジョー・ケリー

・ポジション:投手

・投打:右投右打

・身長/体重:185㎝/79㎏

・生年月日:1988年6月9日

 

 今季途中にロサンゼルス・ドジャースに加入したジョー・ケリー。今オフには着用していた背番号「17」を大谷翔平に譲ったことでも大きな話題を呼んだ。

 

 2012年にセントルイス・カージナルスでメジャーデビュー。翌2013年には2桁10勝を挙げるなど、先発投手として活躍した。

 

 

 その後、ボストン・レッドソックスに移籍すると2017年以降はリリーフに専念し、2018年には自己最多の73試合に登板。翌2019年からドジャースでプレーし、2021年には48試合登板、2勝13ホールド、防御率2.86と安定した数字を記録した。

 

 シカゴ・ホワイトソックスへの移籍を経て、2023年7月にトレードで再びドジャースに加入。今季は2球団通算で42試合に登板し2勝5敗13ホールド、防御率4.12という成績を残した。

 

 今オフにはFAとなっていたが、1年800万ドルで契約を延長。来季もブルペンを支える活躍が期待されている。

8位タイ:J.D.マルティネス

・ポジション:外野手

・投打:右投右打

・身長/体重:191㎝/104㎏

・生年月日:1987年8月21日

 

 2018年には打点王に輝くなど、豊富なメジャー実績を持つJ.D.マルティネス。36歳を迎えた今季も33本塁打を放ったが、現在はフリーエージェントになっており、去就に大きな注目が集まっている。

 

 2011年にヒューストン・アストロズでメジャーデビュー。その後デトロイト・タイガースへ移籍すると2015年には158試合出場、打率.282、38本塁打、102打点の活躍でシルバースラッガー賞に輝いた。

 

 

 ボストン・レッドソックスへ移籍した2018年には150試合の出場で打率.330、43本塁打、130打点と傑出した成績をマーク。同年はシルバースラッガー賞に加え、打点王を戴冠した。

 

 2022年オフにロサンゼルス・ドジャースに加入。移籍初年度の今季は指名打者を主戦場に113試合に出場し打率.271、33本塁打、103打点の好成績を残した。

 

 しかし、今オフはフリーエージェントに。指名打者での起用が見込まれる大谷翔平が加入したこともあり、来季は他球団でプレーする可能性も高そうだ。

8位タイ:エリンケ・ヘルナンデス

・ポジション:内野手・外野手

・投打:右投右打

・身長/体重:180㎝/88㎏

・生年月日:1991年8月24日

 

 内外野の複数ポジションをこなすなど、抜群の守備力が光るエリンケ・ヘルナンデス。今季はシーズン途中にロサンゼルス・ドジャースに加わったが、現在はフリーエージェントとなっている。

 

 2014年にヒューストン・アストロズでメジャーデビュー。2015年にドジャースに移籍すると、2017年は140試合に出場。同年のポストシーズンで満塁弾を含む1試合3本塁打を放つなど、勝負所での活躍が光った。

 

 

 2018年には145試合出場、打率.256、21本塁打、52打点の好成績を残すと、翌2019年も130試合に出場するなど、複数ポジションを守るユーティリティ性でチームを支えた。

 

 短縮シーズンとなった2020年にはワールドシリーズ制覇に貢献。同年オフにフリーエージェントとなり、2021年からボストン・レッドソックスでプレーしたが、今季途中にトレードで3年ぶりにドジャースに復帰。

 

 バッテリー以外の全ポジションをこなし、2球団通算で140試合出場、打率.237、11本塁打、61打点とまずまずの数字を残した。今オフ、再びフリーエージェントの身になっており、来季の去就にも注目が集まっている。

第7位:マックス・マンシー

・ポジション:内野手

・投打:右投左打

・身長/体重:183㎝/98㎏

・生年月日:1990年8月25日

 

 今季は36発を放ち、メジャー通算では180本塁打の実績を誇るマックス・マンシーが年俸ランキングの7位に入った。

 

 2015年にオークランド・アスレチックスでメジャーデビューを果たしたが、翌2016年オフにDFA。2017年からマイナー契約でロサンゼルス・ドジャースに加わった。

 

 

 すると2018年にメジャーに定着し、137試合出場で打率.263、35本塁打、79打点、出塁率.391の好成績をマーク。翌2019年も35本塁打を記録、同年のポストシーズンでは3本塁打を放つなど、大舞台での勝負強さが光った。

 

 その後も主砲として打線を牽引。2021年には打率.249、36本塁打、94打点、出塁率.368と持ち前の長打力と優れた選球眼を遺憾なく発揮した。

 

 今季は打率.212ながらも36本塁打、105打点、出塁率.333と傑出した数字を残した。オフには2年2400万ドルで契約延長が決定。来季もドジャースの一員としてワールドシリーズ制覇を目指す。

第6位:フリオ・ウリアス

・ポジション:投手

・投打:左投左打

・身長/体重:183㎝/102㎏

・生年月日:1996年8月12日

 

 2年連続で投手タイトルを獲得するなど、メジャー屈指の先発投手の評価を得ているフリオ・ウリアス。しかし、今季はシーズン途中にDV規定違反により出場停止処分を受けた。

 

 2016年にロサンゼルス・ドジャースでメジャーデビュー。同年のポストシーズンではロースター入りを果たし、リリーフ登板で無失点に抑え勝利投手となるなど、能力の一端を示した。

 

 

 その後はDV容疑で出場停止処分を受けるなど登板機会を減らしていたが、2021年には先発ローテーションに定着し一気にブレイク。同年は32試合に登板し20勝3敗、防御率2.96の好成績で最多勝に輝いた。

 

 さらに翌2022年には31試合の登板で17勝7敗、防御率2.16と2年続けて秀でた数字を残し、最優秀防御率を獲得。2023年3月に行われた第5回WBCではメキシコ代表の一員として2試合に先発登板した。

 

 今季のレギュラーシーズンでは11勝を挙げていたものの、9月にDV容疑によって出場停止処分。ウリアスにとっては2度目の出場停止処分になり、そのままシーズンを終えた。現在はフリーエージェントの身になっており、来季の去就が不透明な状況だ。