額面通り?貰いすぎ? ドジャース、2023年高額年俸ランキング1~5位。大…

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 今オフにFAとなっていた大谷翔平選手が、10年総額7億ドル(約1015億円)の超大型契約でロサンゼルス・ドジャースに入団。メジャー屈指の名門球団であるドジャースは、豊富な資金力も備えており、大谷の獲得以外にも数多くの大型補強を敢行している。
 
 ここでは、ドジャースの2023年高額年俸ランキングを紹介する。大谷の同年年俸3000万ドル(約43億5000万円)を上回る選手は、新天地にいるのだろうか。(※年俸は米データサイト『Spotrac』を参照。1ドル145円で統一した。)

 

 




第5位:クリス・テイラー

・ポジション:内野手・外野手
・投打:右投右打
・身長/体重:185㎝/89㎏
・生年月日:1990年8月29日
・2023年年俸:1500万ドル(21億7500万円)
 
 内外野をこなすユーティリティープレイヤーとして、ロサンゼルス・ドジャースに大きな貢献をもたらしてきたクリス・テイラー。2023年はチームで5番目に高い年俸を得ている。
 
 2014年にシアトル・マリナーズでメジャーデビュー。主に遊撃手として起用されたが、レギュラー定着には至らず、2016年途中にロサンゼルス・ドジャースへトレード移籍となった。
 

 
 移籍2年目の2017年は外野にも挑戦して出場機会を増やし、140試合に出場。打率.288、21本塁打、72打点、17盗塁の好成績を残した。
 
 その後も複数ポジションを守り、レギュラーとしてチームを支えた。2021年には2度目の20本塁打を放ち、同年オフに4年総額6000万ドルで契約を延長。
 
 33歳を迎えた今季は、117試合に出場し、打率.237、15本塁打、56打点、16盗塁の成績を残した。来季はムーキー・ベッツが二塁手へのコンバートを予定しているため、外野での起用がメインとなりそうだ。






第4位:ランス・リン

・ポジション:投手
・投打:右投右打
・身長/体重:196㎝/122㎏
・生年月日:1987年5月12日
・2023年年俸:1850万ドル(26億8300万円)
 
 計9度2桁勝利を挙げた実績を持つランス・リン。今季途中にロサンゼルス・ドジャースへトレード加入したが、来季はセントルイス・カージナルスでプレーすることが決まっている。
 
 2008年MLBドラフト1巡目追補でカージナルス入りすると、2011年にメジャーデビュー。翌2012年には18勝を挙げ、同年から4年連続で2桁勝利を記録した。
 

 
 2018年以降は目まぐるしく所属球団が変わったが、長らく先発投手として活躍。シカゴ・ホワイトソックスでプレーした2021年には28試合(157回)を投げ、11勝6敗、防御率2.69と安定した成績を残した。
 
 2023年7月にシカゴ・ホワイトソックスからドジャースへトレード移籍。今季は2球団通算で32試合に登板し、3勝11敗、防御率5.73と低迷。さらにポストシーズンでは、1試合4被弾と炎上し、チームもディビジョンシリーズで敗退が決まった。
 
 FAとなった今オフには、古巣・カージナルスへの復帰が決定。来季は侍ジャパンに名を連ねたラーズ・ヌートバーらとともに、ワールドチャンピオンを目指すことになりそうだ。






第3位:クレイトン・カーショウ

・ポジション:投手
・投打:左投左打
・身長/体重:193㎝/102㎏
・生年月日:1988年3月19日
・2023年年俸:2000万ドル(約29億円)
 
 チームの投手最高年俸を誇るのが、サイ・ヤング賞3度を誇るクレイトン・カーショウだ。
 
 2006年MLBドラフト1巡目(全体7位)でロサンゼルス・ドジャースに入団すると、2008年にメジャーデビュー。
 

 
 2011年には32試合(233回1/3)を投げ、21勝5敗、248奪三振、防御率2.28と傑出した数字を残し、投手3冠(防御率・勝利・奪三振)に加え、サイ・ヤング賞に輝いた。
 
 さらに、2013年から2年連続で同賞を戴冠。2017年には5度目の最優秀防御率(2.31)、3度目の最多勝(18勝)を獲得するなど、球界屈指の左腕エースとして活躍を続けた。
 
 35歳で迎えた今季は、故障に苦しみながらも24試合に登板して13勝5敗、防御率2.46の好成績を残した。
 
 ここまでドジャース一筋でキャリアを歩んできたカーショウだが、現在はFAとなっており、来季の去就に注目が集まっている。






第2位:ムーキー・ベッツ

・ポジション:内野手・外野手
・投打:右投右打
・身長/体重:175㎝/82㎏
・生年月日:1992年10月7日
・2023年年俸:2500万ドル(約36億2500万円)
 
 メジャーリーグでもトップクラスの身体能力を持つムーキー・ベッツ。2020年に12年にも及ぶ超大型契約を結び、来季は二塁手への本格コンバートが決定している。
 
 2014年にボストン・レッドソックスでメジャーデビューすると、2016年には打率.318、31本塁打、113打点、26盗塁の好成績を残し、シルバースラッガー賞を獲得した。
 
 さらに、2018年には打率.346、32本塁打、80打点、30盗塁の活躍で首位打者に加え、ア・リーグのシーズンMVPに輝いた。
 
 その後、2020年2月にロサンゼルス・ドジャースにトレード加入。さらに、同年7月に12年総額3億6500万ドルで契約を延長した。
 
ドジャース移籍後も高いパフォーマンスを発揮し、2022年には35本塁打を記録。今季も打率.307、39本塁打、107打点、14盗塁と圧巻の成績を残した。
 
2023年3月に行われた第5回WBCではアメリカ代表の一員として、侍ジャパンの前に立ちはだかったベッツ。来季は大谷翔平をチームメイトに迎え、ともにワールドチャンピオンを目指す。

 2020年2月にトレードでロサンゼルス・ドジャースに加入。さらに同年7月に12年総額3億6500万ドルで契約を延長した。
 
 ドジャース移籍後も高いパフォーマンスを発揮し、2022年には35本塁打をマーク。今季も打率.307、39本塁打、107打点、14盗塁と圧巻の成績を残した。
 
 2023年3月に行われた第5回WBCではアメリカ代表の一員として、侍ジャパンの前に立ちはだかったベッツ。来季は大谷翔平をチームメイトに迎え、ワールドチャンピオンを目指すことになる。






第1位:フレディ・フリーマン

・ポジション:内野手
・投打:右投左打
・身長/体重:196㎝/100㎏
・生年月日:1989年9月12日
・2023年年俸:2700万ドル(約39億1500万円)
 
 チーム最高年俸となったのが、2022年シーズンからロサンゼルス・ドジャースに加入したフレディ・フリーマンだ。
 
 2007年MLBドラフト2巡目(全体78位)でアトランタ・ブレーブスに入団。2011年に一塁のレギュラーへ定着し、21本塁打を放った。
 

 
 以降は毎年のように安定した成績を記録し、短縮60試合制となった2020年には打率.341、13本塁打、53打点の活躍でシルバースラッガー賞、ナ・リーグのシーズンMVPを受賞した。
 
 翌2021年にも打率.300、31本塁打、83打点、出塁率.393をマークするなど主砲としてチームを牽引し、ワールドシリーズ制覇の原動力となった。
 
 2022年3月に6年総額1億6200万ドルの大型契約でドジャースに加入。移籍初年度から打率.325、21本塁打、100打点、13盗塁の好成績を残した。さらに今季は打率.331、29本塁打、102打点、23盗塁と圧巻の数字。
 
 ここまでシルバースラッガー賞3度の獲得経験があるメジャー屈指の強打者の1人だ。来季は大谷翔平とともに、強力打線を牽引することになる。


 


 

 
【了】