フックアップは、米Singular Soundのマルチトラックルーパーペダル「AEROS Gold Edition」の販売を開始した。希望小売価格は95,700円。

  • マルチトラックルーパーペダル「AEROS Gold Edition」

「AEROS Gold Edition」は、2020年春に発売した6トラックのループを組めるルーパーペダル「AEROS Loops Studio」のフットスイッチを改良し、静音性を向上させたモデル。「AEROS Loops Studio」は、Covid-19過の半導体供給停止により一旦、生産完了となっていた。生産が止まっていた間も内部ソフトウェアのアップデートは継続しており、3年前のオリジナルモデルからは大幅に進化している(ファームウェアはWi-Fiによるネットワーク経由でのアップデートに対応)。

2種類のループモード(2×2および6×6) を搭載し、パフォーマンスに合わせたスタイルを選択できる。1つのソングあたり36の個別のループを扱えるできる6×6モードは、複雑な曲の演奏を可能とする。2×2モードは逆にシンプルなパフォーマンスに適している。各ソングパートに対してループを録音していく際、同じトラックへのダビングは無限に行え、ソングパートのシーケンスを組み合わせて曲のパートを構成していくことで、より複雑なループプレイが展開できる。

視認性の高い4.3インチのタッチスクリーンディスプレイには、ミキサー画面や、色分けされた波形、キューの状態が表示され、あたかもDAWを足元で操るような感覚で操作が行える。

4つのフットスイッチで、パフォーマンス中はほとんどの機能を足元で操作可能。大型ホイールも足で操作できるので、トラックのバランスやマスターボリュームもハンズフリーで操作できほか、エクスプレッションペダルでのコントロールも対応。ほとんどの機能は本体のみで完結するが、別売のMIDIペダルコントローラー「MIDI Maestro」を使えば各機能に直接アクセスでき、より容易なコントロールが可能となる。

また、ペダル型ドラムマシン「BeatBuddy」と連携でき、「BeatBuddy」でドラムパートを変更することで「AEROS Gold Edition」のソングパートを変更できるなど、より充実したソロパフォーマンスを実現する。

主な仕様は以下の通り。

  • ループモード:6つのソングパート×6つのステレオトラック、または2つのソングパート×2つのステレオトラック(ソング数は無限)
  • ループタイム(32GBのSDカード使用時):20分/トラック(モノ)、最大で48時間(モノ)
  • エフェクト:リバース、フェード イン/アウト
  • フェーダー:7×デジタル
  • 信号処理:32ビット浮動小数点内部処理
  • サンプリング: 24ビット/44.1 kHz
  • フットスイッチ:4×静音タイプ
  • オーディオ入力:標準フォーン×2(L/mono、R)
  • オーディオ出力:標準フォーン×2(L/mono、R)
  • AUX入力:標準ステレオフォーン×1(TRS)
  • AUX出力:標準ステレオフォーン×1(TRS)
  • MIDI端子:IN/OUT 5-pin DIN
  • USB端子:microBタイプ
  • メモリー:インターナル+SDカード(別売・最大32GB)
  • 電源:9V/360 mA(センターマイナス)、ACアダプター同梱
  • 外形寸法:W198×L142×H56mm
  • 本体質量:1,020g