テレビ埼玉(テレ玉)では、特番『ダイドーグループ日本の祭り 奇祭がもたらす人々の輪 神川町・有氏神社のはだか祭り』を、28日(21:30~)に放送。埼玉県出身の片桐仁が、ナレーションを担当する。
番組では、江戸時代から行われているとされる埼玉県神川町の「有氏神社の盤台祭り」に密着。ふんどし姿の男たちが盤台を激しく上下させ、中の赤飯を撒き散らす“奇祭”だ。この赤飯を食べると、子孫繁栄やお産が軽くなるなどのご利益があるという言い伝えがある。
そんな地区の氏子だけで守ってきた祭りを、地域や関わる人々の輪を広げ、つないでいく祭りびとたちの想いを伝えるナレーションの片桐は「高齢化や少子化のなか、地域の外から来た人たちが祭りを支えているのを見て、人と人が触れ合う尊さを感じました。(ナレーションを担当して)光栄です。僕でいいのかなと。楽しさが伝わってくるので、その気持ちを込めてナレーションしました」とコメントしている。
■有氏神社の盤台祭り(県指定無形民俗文化財)
武蔵七党児玉党の祖有道維行を祀るといわれている有氏神社で、11月19日に行われる盤台祭りは、はだか祭りともいわれる珍しい祭り。白ふんどし姿になった氏子が、赤飯の入った盤台を神輿のように持ち上げ、「上げろ、下げろ」の掛け声に合わせて、もみあいながら盤台を上下させ、盤台の中の赤飯を四方に撒く。
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