29日に放送されるABCテレビ・テレビ朝日系スペシャルドラマ『必殺仕事人』(21:00~)のメインビジュアルが22日に公開された。
■東山紀之主演『必殺仕事人』に松下奈緒参戦
渡辺小五郎(東山紀之)、経師屋の涼次(松岡昌宏)、リュウ(知念侑李)、花御殿のお菊(和久井映見)ら仕事人たちが、世にはびこる悪をスカッと成敗する痛快エンターテインメント時代劇『必殺仕事人』。1月に放送した前作では、遠藤憲一演じる瓦屋の陣八郎が壮絶な最期を遂げ、4人の仕事人は再編を迫られることに。今作では、16年ぶりとなる女性新仕事人・棗(松下奈緒)が加わる。このたび公開されたメインビジュアルは、背後に飛び散る赤い血しぶきのようにも見えるデザインが、彼らの壮絶な“仕事”を予感させる1枚となっている。
■ゲストに小西桜子、田山涼成、野間口徹、松下由樹が登場
また、このたびゲストも発表された。芝居小屋で売り出し中の5人組「神田女子衆」の踊り子・きよ花を演じるのは、小西桜子。明るく踊りに取り組み、夢に向かって邁進するきよ花を体現する。町民たちの長年の夢である橋の建設を取り仕切る作事奉行・豊川忠次は田山涼成が演じ、江戸で評判の女形役者・菊村蔦八を野間口徹が演じるなど、日本を代表する名バイプレーヤーも出演する。田山演じる豊川とともに、橋の建設工事を先導する豪商・山崎ツネは、松下由樹が演じる。ツネはやり手の商人として活躍する一方、おおらかな人柄で町民たちからも信頼されている仏と言われる人物で、棗のことも昔から気に掛けているが……。はたして、彼らは敵か味方か。
【編集部MEMO】
あらすじ
押し込み強盗や、残忍な手口で人を殺める“人斬り牛鬼”の犯行が連続し、江戸の町は騒然。渡辺小五郎(東山紀之)ら仕事人たちは、日々裏稼業で悪人たちを成敗していた。しかし、慕っていた瓦屋の陣八郎(遠藤憲一)亡き後、喪失感でいっぱいのリュウ(知念侑李)は、形見の鏨を手に仕事に挑むも、反撃されて窮地に陥ってしまう。そんなリュウの様子を見かねたお菊(和久井映見)は、流しの仕事人・雪丸(中尾明慶)に、密かにリュウを援護してほしいと依頼する。一方、芝居小屋で踊り子たちの絵を描くという絵師としての表稼業に勤しむ経師屋の涼次(松岡昌宏)は、物価上昇の余波で絵の道具を買うこともできず、金の無心をするためお菊の家に向かう。すると、たまたま髪結い師の棗(松下奈緒)と居合わせ、その美しさに息を飲む。そっけなくあしらわれたものの、最近評判の女形役者・菊村蔦八(野間口徹)や売り出し中の踊り子が出演する芝居小屋の仕事で日々顔を合わせるうちに、棗のことが頭から離れなくなった涼次。お菊から棗の過去を聞き出した彼は、棗が商売相手にだまされた夫が自ら命を絶つというつらい経験をし、決して消すことのできない恨みを胸に抱えていることを知る。棗の壮絶な過去に言葉を失うも、芝居小屋に通い、踊り子たちの絵を描き続ける涼次だが、ふと、ひとりの踊り子・きよ花(小西桜子)の姿が見えないことが気に掛かる。すると、棗も同じく彼女の身を案じていて!? そんな中、江戸の町では、住人たちの長年の願いが叶い、やり手の商人・山崎ツネ(松下由樹)や作事奉行・豊川忠次(田山涼成)らの手引きで、川に橋を掛ける建築工事が始まる。リュウもその現場で働き始めるのだが、その建築工事の裏には、金に目のくらんだ権力者の思惑が渦巻いていた。