松井証券は12月19日、「2023年および2024年の投資や消費に関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査時期は11月、調査対象は20~69歳のビジネスパーソン、有効回答は1,000人。

  • 物価について ※松井証券株式会社調べ

同調査で、2023年を振り返って物価が高いと感じたか尋ねたところ、92.1%が「感じた」と回答。物価高を感じて見送ったものとしては、1位「国内旅行」(21.0%)、2位「家電の購入」」(20.8%)、3位「海外旅行」(14.8%)がトップ3に入った。

次に、金利が上がったと感じたか聞くと、「感じた」が36.1%、「感じない」が63.9%との結果に。若い人ほど金利高を感じた傾向は高く、20代では48.0%に及んだ。

  • 金利が上がったなと感じましたか ※松井証券株式会社調べ

金利高を感じて見送ったものについては、1位「国内旅行」(11.6%)、2位「海外旅行」(11.4%)、3位「住宅の購入」との順に。年代別にみると、20代では「車の購入」「ブランド品の購入」「海外旅行」などの項目が高くなっていた。

  • 金利高を感じて見送ったもの ※松井証券株式会社調べ

また、金利高を実感している人に、実際に金利高に対して行った対策を尋ねると、67.9%が「特に無い」と回答。しかし、投資を行っている人や保有資産が多い人ほど、なんらかの対策を行っていることが判明し、「危機意識が高い様子がうかがえる」(同調査)。

実際に行った対策としては、「投資先の見直し」(15.5%)、「住宅や車などの購入の見合わせ」(10.0%)、「住宅ローンの見直し」(8.9%)などが多く、同調査では「この結果についても、保有資産が高い人ほど対策意識が高い傾向がわかる」としている。

  • 金利高に対して、実際に行った対策は? ※松井証券株式会社調べ