東武鉄道は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、「スペーシア X」を新たに2編成導入し、ダイヤ改正後は毎日6往復の運転とすることを発表した。あわせて「スペーシア X」の特別座席料金を一部改定することも発表された。
「スペーシア X」(N100系)は2023年7月にデビュー。現在は2編成を使用し、月・火・水曜日に浅草~東武日光間・浅草~鬼怒川温泉間で1往復ずつ、木・金曜日と土休日に浅草~東武日光間で3往復、浅草~鬼怒川温泉間で1往復を運転している。
来年3月のダイヤ改正で、「スペーシア X」は2編成を追加導入し、全4編成がそろう。運転本数も増え、毎日6往復(浅草~東武日光間4往復、浅草~鬼怒川温泉間2往復)に。一部列車において、現行の特急「けごん」(浅草~東武日光間)を置き換える。
運転時刻も一部変更され、下り「スペーシア X 1~11号」の浅草駅発車時刻は7時50分・9時0分・10時0分・12時30分・14時0分・15時0分(「スペーシア X 1・3・5・11号」は東武日光行、「スペーシア X 7・9号」は鬼怒川温泉行)、上り「スペーシア X 2~12号」の浅草駅到着時刻は12時15分・13時45分・14時45分・17時35分・18時45分・19時35分(「スペーシア X 2・4・6・12号」は東武日光発、「スペーシア X 8・10号」は鬼怒川温泉発)となる。
現在、浅草~東武日光・鬼怒川温泉間で3両編成の「リバティ」(500系)を使用している一部列車について、ダイヤ改正で6両編成の「スペーシア」(100系)に変更。下りは現行の「リバティけごん17号」(浅草駅10時30分発。土休日のみ運転)と「リバティきぬ141号」(浅草駅17時59分発。毎日運転)、上りは「リバティきぬ108号」(浅草駅8時49分着。毎日運転)と「リバティけごん32号」(浅草駅16時5分着。土休日のみ運転)を変更し、ダイヤ改正後は下り「けごん17号」「きぬ141号」、上り「きぬ110号」「けごん34号」として運転する(各列車とも運転日はダイヤ改正前と同じ)。
これらの変更にともない、浅草~東武日光・鬼怒川温泉間で「スペーシア X」「スペーシア」「リバティ」を使用する列車(JR線から直通する特急列車や「スカイツリーライナー」などは除く)の運転本数にも変更が生じる。
現在、平日の「スペーシア X」は下り・上り各2本(月・火・水曜日)または下り・上り各4本(木・金曜日)、「スペーシア」は下り・上り各10本(月・火・水曜日)または下り・上り各8本(木・金曜日)、「リバティ」は下り10本・上り9本、土休日の「スペーシア X」は下り・上り各4本、「スペーシア」は下り・上り各9本、「リバティ」は下り13本・上り12本。ダイヤ改正後、平日の「スペーシア X」は下り・上り各6本、「スペーシア」は下り6本・上り7本、「リバティ」は下り11本・上り10本、土休日の「スペーシア X」は下り・上り各6本、「スペーシア」は下り7本・上り8本、「リバティ」は下り13本・上り12本に。「スペーシア」のみ、月・火・水曜日に下り4本・上り3本、木・金曜日と土休日に下り2本・上り1本の減便となっている。
ダイヤ改正に合わせ、「スペーシア X」の特別座席料金も一部改定。7名定員の「コックピットスイート」は1万8,000円(現在は1万2,180円)、4名定員の「コンパートメント」は8,000円(現在は6,040円)、「コックピットラウンジ」の1人用は500円(現在は200円)、2人用は1,000円(現在は400円)、4人用は2,000円(現在は800円)にそれぞれ値上げされる。「プレミアムシート」「スタンダードシート」の特急料金と「ボックスシート」の特別座席料金に変更はないとのこと。