12月21日から週末にかけ、強い寒気の影響で日本海側を中心に大雪への警戒が強まっています。三菱電機が案内している大雪の際のエアコン対策から、積雪で発生する可能性があるエアコンのトラブルや、大雪が降ったらやるべき対策などを紹介します。
大雪で起こる可能性があるエアコンのトラブルの多くは「室外機」に関するものだといいます。「積雪が原因でファンが埋まり、正常な運転ができない」場合や、「室外機の上に雪が積もり、溶けた雪が凍って室外機の熱交換器に張り付き、エアコンの効きが悪くなる」といったケースが考えられます。このため大雪への備えとして、室外機まわりの雪対策が必要になるとのこと。
具体的には、室外機の周囲や、室外機の上に積もった雪の除雪が推奨されています。室外機周囲の除雪は、エアコンの電源を入れずに、シャベルなどで吹き出し口の前200mm以上が空くように雪を取り除くといいとのこと。
また、室外機の上に積もった雪は溶かさず、シャベルなどで取り除くといいそうです。内部のフィンによって怪我をしたり、フィン自体を傷つけてしまったりする恐れがあるため、室外機内部の雪はそのまま。なお、お湯をかけて雪を溶かすと、熱交換器に氷が溜まってしまい、フィン目詰まりの原因になってしまうため避けましょう。
三菱電機では、風通しをよくするため、雪が降り積もる前に室外機周辺の空きスペースを確保し、ファンの前や横に風をさえぎる物を置かないようにしておくことも勧めています。