東武鉄道と栃木県鹿沼市は20日、栃木県誕生150年と鹿沼市制75周年を記念し、2024年1月14日に、いちご生産の歴史が古い鹿沼市に所在する新鹿沼駅を「いちごカラー」に装飾するとともに、新鹿沼駅から東武日光駅に向けて初運行となる「SL大樹」を「いちごSL大樹ふたら」として特別運行すると発表した。

  • 新鹿沼駅装飾(イメージ)

  • 駅名看板(イメージ)

「いちご王国」栃木県の鹿沼市は、全国有数のいちごの産地であり、2016年11月に「いちご市」を宣言したほか、「いちごの聖地」としてプロモーション活動を行っている。

東武鉄道は鹿沼市と連携し、「いちごの聖地 いちご市 かぬま」を広くPRするため、新鹿沼駅を「いちごカラー」に装飾。駅舎を鹿沼市の伝統工芸「組子細工」の麻の葉柄をモチーフにしたピンク色の壁面に装飾し、鹿沼市のシンボルキャラクター「ベリーちゃん」と「いちご」で彩る。休憩スペースや待合室も、いちごの部屋をイメージした装飾とし、いちごのプランターを設置する。

新鹿沼駅の駅舎正面入口、駅事務室壁面、改札口待合室、1番線ホームエレベーター乗り口付近、2・3番線ホーム待合室を「いちごカラー」で装飾するほか、鹿沼市内の全5駅(楡木駅、樅山駅、新鹿沼駅、北鹿沼駅、板荷駅)で駅名看板を赤とピンクで彩り、いちごのイラストを施した仕様とする。新鹿沼駅の装飾期間と駅名看板の仕様変更期間は、2024年1月14日から2025年3月末までを予定している。

  • 「いちごSL大樹ふたら」ヘッドマークイメージ

  • 「いちごSL大樹ふたら」ヘッドカバーイメージ

同時に、新鹿沼駅から東武日光駅に向けて初運行となる「SL大樹」を「いちごSL大樹ふたら」として、いちごバージョンのヘッドマークを掲出。車内のヘッドカバーをいちご柄に装飾して特別運行する。「いちごSL大樹ふたら」の特別運行は2024年1月14日に行われ、新鹿沼駅を13時12分に発車。下今市駅は13時58分着・14時50分発、東武日光駅は15時13分着となっている。運行当日、新鹿沼駅構内2番線ホームにて12時50分から出発式を開催する。

「いちごSL大樹ふたら」への乗車は、東武トップツアーズが販売する「『いちごSL大樹ふたら』新鹿沼駅発・東武日光駅行き初運行&いちご尽くし! ツアー」へ申し込む必要があり、東武旅倶楽部のウェブサイト等で申込みを受け付ける。浅草発の旅行代金は大人9,000円・こども(小学生)8,000円、新鹿沼駅発の旅行代金は大人7,000円・こども(小学生)6,500円となる。