ライボの調査機関「Job総研」は12月18日、「2023年 冬ボーナス実態調査」の結果を発表した。調査期間は11月29日~12月4日、調査対象は20~50代の個人、有効回答は614人。

  • 今冬ボーナスの支給有無と推移

最初に、2023年の冬ボーナスの支給有無を調べると、「支給あり」が67.9%、「支給なし」が32.1%との結果に。また「支給あり」の推移をみると、2019年から微増傾向で、2023年は過去最多を更新したことがわかった。

「支給あり」と答えた人に支給額(支給予定額を含む)を聞くと、平均は66.5万円、中央値は55万円、最頻値は50万円に。支給額の推移については、こちらも2019年から微増傾向で、今冬は過去5年で最高額だった。

  • 今冬ボーナス支給予定額と推移

「支給あり」と答えた割合を男女別にみた場合、男性75.5%、女性54.8%に。平均額は男性77.6万円、女性41.6万円で、男性の方が36.0万円高かった。

  • 男女別支給有無と支給額

次に、物価高騰による消費活動への影響を問うと、「消極的になった派」が65.8%を占めた。また今冬ボーナスの主な使い道については、1位「預貯金」(47.9%)、2位「投資」(22.0%)、3位「買い物」(19.4%)と続いた。 

  • 物価高によるボーナスの使い道

今冬ボーナスの貯金予定を尋ねると、「ほぼ全額貯金」が39.6%、「半分以上を貯金」が30.4%と、「貯金派」は70.0%に上った。また今冬ボーナスの平均貯金額は40.0万円、中央値は30万円、最頻値は30万円で、今冬ボーナスの平均支給額66.5万円に対して60.2%を貯金する結果となった。

  • 今冬ボーナスの貯金額