武蔵精密工業は12月15日、飲酒習慣と飲酒翌日の体調やパフォーマンスに関する実態調査の結果を発表。今回は仕事と飲酒の実態についてまとめた。調査期間は10月10日~11月10日、調査対象は1カ月以内に飲酒経験がある20歳~64歳の就業者、有効回答は231人。
まず、飲酒翌日の仕事のパフォーマンス低下について尋ねると、「よくある」「たまにある」と答えた人は合わせて66.8%に及んだ。一方で、「ない(「あまりない」を含む)」と答えた人は33.5%となった。
実際に、飲酒翌日にパフォーマンスはどのくらい低下しているのか調べたところ、自覚アンケートでは約2人に1人の45.8%が飲酒翌日のパフォーマンスが低下していると答え、全体では有意な差をもって10.8%悪化していた。また、箸で豆をつかむ検査では、5.2%低下していることが判明したという。
次に、飲酒翌日の体調変化を調査。その結果、疲労感42.0%、ふらつき感1.1倍、眠気40.0%、喉の渇き41.4%、腹部の違和感92.6%、吐き気4.7倍に悪化していることが明らかになった。
飲酒当日の睡眠の質(総合スコア)については、9.8%有意に悪化し、特に起床時の眠気や疲労回復度合い、睡眠時間が有意に悪化していることがわかったとしている。