おでんと聞いて想像するのは、だしがたっぷり滲み込んだ、茶色い具材ではないでしょうか。具材の色が黒ければ黒いほど、「だしが滲みているな」と嬉しくなったりしますよね。
そんなおでんの概念を覆す「白すぎるおでん」が、東京・浅草の「出町久屋」で製作されたのだとか。「白いおでん……気になる……」ということで、さっそく白いおでんを店舗で実食してきました!
外国人からも人気のアンテナショップ「出町久屋」
「出町久屋」は、醤油・味噌メーカー「フンドーダイ」のアンテナショップ。浅草のかっぱ橋道具街通りの近くにあり、日本食に興味のある人が多く訪れるのだそう。しかも来客の約4割が外国人客なのだとか。
店の中に入るとさっそくありました、白すぎるおでん。おでんの上には金箔が散りばめられており、どこか高尚な雰囲気を感じます。たしかに白い! そしてとっても綺麗!
作り方を聞いてみると、水1リットルに対し、「透明醤油でつくっただし醤油」を大さじ4杯入れて煮込むだけとのこと。え……簡単すぎて、びっくり……!
「透明醤油でつくっただし醤油」とは、醤油の味はそのままに、フンドーダイ独自の製法で色素を抜いた「透明醤油」をベースとしただし醤油。鰹節と昆布の旨味を加えることで、日本料理などに使いやすい調味料に仕上げたのだとか。透明なので、素材本来の色を生かした調理ができるのも魅力です。
たしかにおでんのだしを見てみると、水のように透明でびっくり。偶然居合わせた外国人も、白いおでんと透明なだしを交互に見て、「Oh! That’s Crazy!」と言っていました。
こうなったら、味が気になってくる……ということで、大根、こんにゃく、ちくわぶを実食してみました。
白すぎるおでん実食レビュー
白い「大根」
しっとりした食感の大根は、本来の甘じょっぱさも残っていながら、だしのほのかな甘みがじわぁ。まさにおでんの大根そのものでした! 「透明醤油でつくっただし醤油」は、ほのかな旨味なので、素材本来の味を邪魔しないのもよかったです。
白い「こんにゃく」
白こんにゃくは、透き通っていてとっても綺麗! というか白こんにゃくをおでんで食べること自体、かなり珍しいですよね。食感はぷりっぷり! なのにしっかりとだしの味が滲みていて美味しい。一目見たときは、だしが滲みているかちょっぴり不安でしたが、おでんの優しい味わいを堪能することができました。
白い「ちくわぶ」
もっちもちの「ちくわぶ」は、見た目の真っ白さも相まって、まるでおもちを食べている気分に。大根やこんにゃくに比べると、だしの滲み具合は少し控えめな印象でしたが、ほのかな味わいが食感にマッチしていました。これは、何個でも食べられちゃいそう。
最後にだしを一口飲んでみると、具の味が溶け出てとっても美味しい! 濃すぎないだしの味は、ゴクゴク飲んでもくどくなく、後味もすっきりしていました。これは飲んだ後の〆としても、よさそう。
まとめ
今回は、「透明醤油をつかっただし醤油」をつかった、白すぎるおでんをご紹介しました。簡単に作れるので、皆さんもぜひ、この冬につくってみては? 忘年会やクリスマスにもぴったりです。
ちなみに、「透明醤油シリーズ」は、見た目と味のギャップが面白いと、外国人観光客からも人気なのだとか。また、溢れても汚れないため、お子様との調理するシーンでも活躍すること間違いなしです。
気になった方は、ぜひこの機会にオンラインストアか「出町久屋」でチェックしてみてくださいね。