コジマプロダクションが、ゲームクリエイター・小島秀夫監督が手掛けるゲーム作品「デス・ストランディング」の実写映画制作を、米を拠点とする独立系映画スタジオ・A24と共同でおこなうことを発表した。単にゲームを映画に置き換えた映像化ではないそうで、映画ファンも満足する内容になるようだ。ネットでは「ノーマン・リーダス出る??」「これは熱い!」などと話題になっている。
「デス・ストランディング」は、コジマプロダクションが2019年に発表したゲーム作品。デス・ストランディングと呼ばれる謎の大災害により滅亡した世界を舞台に、伝説の配達人であるサム・ポーター・ブリッジスが世界の復興を果たすため、一人、北米大陸横断に挑むという物語だ。
今回の実写映画化は、、コジマプロダクションが、本年度の米・アカデミー賞で最多7部門を受賞した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」や、大ヒットとなったNetflixシリーズ「BEEF/ビーフ~逆上~」など、さまざまな話題作を世に送り出す気鋭の独立系映画スタジオ・A24へ映画化権を独占的にライセンスし、国際共同製作契約を締結したことで実現したという。
小島さんは、今回の発表について、「A24――およそ10年前に誕生した瞬間から、『A24でしかありえない』独自性と存在感を放っている稀有な存在。彼らが贈りとどけるものはどれも素晴らしく、ぼくは、ずっと注目し、共感していた。どこかコジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた。そんな彼らとDSの映画を創る。すでに世の中には『ゲームの映像化作品』は溢れている。しかし、ぼくら(A24とKJP)が創造するのは、ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ。映画であることの意味に満ちた、映画にしかできない、誰もみたことのないDEATH STRANDINGの世界が生まれる。A24とのコラボは、映画業界だけではなく、ゲーム業界や“デジタルのエンタメ”の未来を大きく変えるだろう」とコメントしている。
A24とDEATH STRANDINGの実写映画(ライブアクション)化をする事が決まりました🎬👍🫶… pic.twitter.com/CmRTlIFaHp
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) December 14, 2023
実写映画版「デス・ストランディング」は、記事掲載時点では、映画のキャストや公開日などの詳細は明らかとなっていない。 本プロジェクトの今後の続報を期待して待ちたい。
ネット上では「これは熱い!!キャストそのままでも違っても楽しみだ」「うおマジか!苦労して道をつなげるゲーム体験が物語の肝だったりするからそこをどう映画作品に落とし込むか気になる」「デススト、元々がほぼ映画だから違和感なく再現できそう。あとはゲームで明らかになってない部分とか、補完されるといいな。」「公開が待ち遠しいです!」「とうとうデスストがA24で長編映画化に…!」「ノーマン・リーダス出る??」「運搬シーンを丁寧に映像化してほしい」などの声が寄せられている。