アイドルグループ・Snow Manの深澤辰哉、女優の見上愛が、女優の奈緒ととんねるずの木梨憲武がW主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『春になったら』(2024年1月15日スタート 毎週月曜22:00~)に出演することが19日に明らかになった。
■奈緒×木梨憲武W主演ドラマ『春になったら』
今作は、『HERO』(フジテレビ系)、連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)、大河ドラマ『龍馬伝』(NHK)など、数々のヒット作を世に送り出した福田靖氏によるオリジナル作品で、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。“3カ月後に結婚する娘”椎名瞳(奈緒)と“3カ月後にこの世を去る父”椎名雅彦(木梨憲武)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描く。
■深澤辰哉、奈緒演じる瞳を想い続ける岸圭吾役に
今回公開された深澤、見上が演じるのは、奈緒演じる主人公・椎名瞳の大学時代の友人役。友人3人で瞳の婚約者・川上一馬(濱田岳)のお笑いライブを訪れた場面の写真も合わせて公開となった。深澤が演じる岸圭吾は、瞳、大里美奈子(見上)と同じ大学の写真部に所属し、ずっと3人で仲が良いという関係で、現在は葬儀会社で働いている。大学生の頃からずっと瞳のことを想い続けている心優しき青年だが、振られたら友人関係がなくなってしまうことを恐れ、これまで思いを伝えることはなかった。しかし瞳が10歳も年上の売れないお笑い芸人と付き合い始めたことを知ってショックを受ける。しかも岸と美奈子が瞳をお笑いライブに誘ったことが、図らずも瞳と一馬の運命の出会いとなってしまう。さらに瞳から結婚式の司会まで頼まれてしまい、式に出るつもりすらなかった岸は複雑な気持ちに。そして瞳の父・雅彦が余命3カ月だと知ってからは、心配する反面、心のどこかで瞳の結婚がうまくいかなくなることを願ってしまい、より複雑な感情を抱くことになる。また、あることがきっかけで、雅彦とも関わるようになっていき……。『今日からヒットマン』(テレビ朝日)に続き、2クール連続で連ドラ出演となる深澤。自分自身の気持ちとも向き合っていくことになる岸役をどのように演じていくのか。
■見上愛、深澤演じる岸に想いを寄せる大里美奈子役に
見上が演じる美奈子は、瞳と岸と同じ大学で写真部に所属していた親友。瞳とは何でも気兼ねなく言い合える関係で、瞳が一馬と結婚すると聞いたときは心から祝福し、応援する。大学時代から岸のことを密かに好きでいるが、快活でサバサバした性格であり、岸と同じく関係性を壊すわけにはいかないと本人には気持ちを伝えられずにいる。そんな美奈子が想い続ける岸は、瞳のことを想い続けており、美奈子の恋心には気づく気配すらない。瞳が結婚すると聞いてもなお、あきらめきれない様子の岸を近くで見るたびに、一方通行の恋、そして相手が想いを寄せるのは親友であることにモヤモヤした複雑な気持ちを抱え続けている。主演を務めた『liar』(TBS系)をはじめ、『往生際の意味を知れ!』(TBS系)での表現力が話題となり、NHK大河ドラマ『光る君へ』にも出演が決まっている見上が、友情と恋心と嫉妬と自己嫌悪、様々な感情がうごめく美奈子という役をどのように表現していくのか。
■深澤辰哉 コメント
正直、現場に入る前はめちゃくちゃ緊張していたのですが、現場の皆さんの雰囲気が本当にあったかくて、すごく居心地が良いなと感じました。最初に演じたシーンが葬儀の司会をするシーンだったのですが、シーンとした空間でマイクを持つ自分の手が震えるのを感じて(笑)。葬儀に関して色々と調べてから臨んだので、現場で「良かったよ」と声をかけて下さるのがすごく嬉しくて安心しました。僕が演じる岸くんは、役作りをすればするほど岸くんの良さがなくなってしまう気がしていて、本当に難しい役だなと感じます。とにかく自然に、ナチュラルに演じたいです。そして、奈緒さん、見上さんと同級生という役ですが、どうやって同級生らしさを出していくかが目標かなと思っています。お2人とも大人っぽくて……実際は僕が1番年上ですが、精神年齢は1番低いような気がしています(笑)。3人で仲良く、でも物語のテーマである家族の始まりと終わりに関してはちゃんと考え、表現して、皆さんと一緒に良い作品をつくっていきたいです。
■見上愛 コメント
台本を読んで、コメディ的な要素もありつつ、家族や自分の生き方について、すごく深く考えさせられる作品だなと感じました。私は奈緒さん演じる瞳の親友・美奈子を演じますが、美奈子は色々と複雑な想いを抱えていて、その想いを丁寧に表現しながら、常に瞳の味方でいてあげられたらな、と思っています。クランクインは月島のもんじゃ焼き屋さんでの撮影だったのですが、もんじゃのいい香りにずっと包まれていて、お腹が空いちゃって! 撮影の待ち時間に、深澤さんともんじゃをつまみ食いしてしまいました(笑)。現場の雰囲気はすごく明るくて、生き生きとしていて、とても居心地が良いです。物語の後半はどうなっていくのか、私自身もとても楽しみにしているので、視聴者の皆さまにも楽しみにしていただけるように、撮影を頑張りたいと思います。
【編集部MEMO】
女優の奈緒と、1999年7月期放送の『小市民ケーン』(フジテレビ系)以来、実に24年ぶりの連ドラ主演となる木梨憲武が初共演で父娘役を務める今作。早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた瞳(奈緒)と雅彦(木梨憲武)の父娘。いつも通りに迎えた元旦、2人は互いにとって衝撃的な報告をする。「せーの」で同時に発表したのは、“瞳が3カ月後に結婚すること”、そして“雅彦が病によって余命3カ月と宣告されたこと”。お互いあぜんとしつつ、雅彦は、相手が10歳年上の売れないお笑い芸人であることを知って結婚に猛反対。一方の瞳も、かたくなに延命治療を受けようとしない雅彦をなんとか説得しようと試みる。互いの幸せを願うからこそ衝突や諦めを繰り返す父娘は、それぞれ「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り、2カ月という残された時間を悔いなく過ごそうとする。次第に明らかになる瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、そして雅彦も知らない瞳の結婚相手の秘密。瞳の結婚相手、親族、友人、職場の人々、雅彦の主治医など、個性豊かな周囲の人たちを慌ただしく巻き込みながら、2人はどのように理解し合い、3カ月後の“その時”を迎えるのか。