東武鉄道は、2024年3月16日のダイヤ改正に合わせ、特急「アーバンパークライナー」の運転を取りやめ、代替として平日夕夜間も下り「スカイツリーライナー1号」を運転すると発表した。「スカイツリーライナー」は朝の時間帯にも上り1本増発される。

  • 特急「アーバンパークライナー」「スカイツリーライナー」は「リバティ」(500系)を使用

「アーバンパークライナー」は、特急車両「リバティ」(500系)のデビューに合わせ、2017年4月のダイヤ改正から運行開始した特急列車。現在は平日夕夜間に計7本を設定している。「アーバンパークライナー1号」は浅草～大宮・柏間で運転(浅草～春日部間で併結運転)。「アーバンパークライナー2・4・6号」は大宮駅から運河駅・柏駅、「アーバンパークライナー3・5・7号」は柏駅から春日部駅・大宮駅へ運転されている。

来年3月のダイヤ改正で、「アーバンパークライナー」は7本ともすべて運転取りやめに。現行の「アーバンパークライナー1号」に代わり、これまで土休日のみ運転だった「スカイツリーライナー1号」が平日にも運転される。ダイヤ改正後、平日の「スカイツリーライナー1号」は「リバティ」(500系)3両編成を使用し、現行の「アーバンパークライナー1号」(平日)・「スカイツリーライナー1号」(土休日)と同じく18時49分に浅草駅を発車。春日部駅に19時25分に到着する。

東武アーバンパークライン(野田線)のダイヤも夕夜間で一部見直しに。大宮発野田市行の普通が平日に2本(大宮駅19時6分発・20時44分発)、土休日に1本(大宮駅20時28分発)設定される。なお、東武アーバンパークライン(野田線)は2024年度以降に新型車両の導入予定。あわせて6両編成で運転している列車を5両編成化する計画としている。

「スカイツリーライナー」は平日夕夜間の変更に加え、朝の時間帯に上り1本を増発し、通勤時間帯の着席ニーズに対応。新設の「スカイツリーライナー8号」は春日部駅6時55分発・浅草駅7時43分着とされ、「リバティ」(500系)3両編成で毎日運転される。