JR東日本八王子支社は、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、日中時間帯に東京~大月間で直通運転を行う10両編成の列車を増やすとともに、中央快速線で早朝時間帯に運転される上り快速の所要時間短縮を図ると発表した。
現在、新宿駅を9~15時台に発車する大月行の下り列車は3本、大月駅を11~17時台に発車する東京行の上り列車も3本だが、ダイヤ改正後は同時間帯で東京~大月間直通の列車を下り・上り各5本増やし、毎時1本(13時台は2本)の運転として利便性向上を図る。東京~大月間では今後、2階建てグリーン車2両を連結した12両編成による運転も予定されている。
■平日早朝の上り快速、立川駅から新宿駅まで最大7分短縮
平日の早朝時間帯、立川駅を5時45分から6時45分までの間に発車する上り快速(中央特快などは除く)を対象に、途中駅での列車の待ち合わせ等を変更。所要時間を短縮する。
同時間帯に立川駅を発車する上り快速は10本あり、現在の新宿駅までの所要時間は35~48分。10本中9本は新宿駅まで40分以上かかっていた。ダイヤ改正後、10本中7本の上り快速で所要時間が短縮され、平均2分・最大7分の短縮に。同時間帯の立川駅から新宿駅までの所要時間は35~45分とされ、立川駅を6時前後に発車する上り快速3本は40分以内で新宿駅に到着できるようになる。
なお、中央快速線では現在、早朝時間帯に八王子駅始発の特急「成田エクスプレス」を2本運転(平日は八王子駅5時55分発・6時28分発)しているが、ダイヤ改正で2本とも運転取りやめとなる。