JR東日本千葉支社は、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、特急「わかしお」「さざなみ」の全列車をE257系5両編成に統一するとともに、利用状況に合わせた輸送体系の変更を行うと発表した。両列車とも減便等を予定している。
特急「わかしお」は京葉線・外房線経由で東京~上総一ノ宮・勝浦・安房鴨川間などを結び、車両は255系9両編成またはE257系5・10両編成を使用。現在は平日に下り・上り各12本、土休日に下り・上り各11本の運転だが、ダイヤ改正で車両をE257系5両編成に統一するとともに、列車の減便等も行う。定期列車は平日に下り11本・上り10本、土休日に下り9本・上り7本となる。
平日の下りは、日中時間帯の「わかしお9号」(安房鴨川行)を1時間繰り下げて東京駅14時0分発とし、現行の「わかしお11号」(東京駅15時0分発、勝浦行)を運転取りやめに。東京駅17時0分発の列車は現行の勝浦行から上総一ノ宮行に変更し、繁忙期のみ臨時列車として勝浦駅まで運転。東京駅18時0分発の列車を現行の上総一ノ宮行から勝浦行に変更する。東京駅21時0分発の列車は、これまで普通列車として運転していた勝浦~安房鴨川間を運転取りやめに。東京駅22時0分発の列車は現行の勝浦行から上総一ノ宮行に変更するとともに、平日のみの運転とする。
平日の上りは、勝浦駅6時44分発の「わかしお4号」を新設する一方、現行の「わかしお8号」の始発駅を安房鴨川駅から勝浦駅に変更して運転区間を短縮し、現行の「わかしお10号」を運転取りやめとする。夜間に運転している現行の「わかしお22・24号」も運転を取りやめ、繁忙期の臨時列車として勝浦駅19時3分発の「わかしお22号」を設定。ダイヤ改正後、朝の上り「わかしお2・4・6号」はいずれも平日のみ運転される。「わかしお6号」は停車駅に土気駅を追加する。
特急「さざなみ」は京葉線・内房線経由で運転され、現在は平日のみ東京~木更津・君津間で列車を設定(平日朝に東京行、平日夕夜間に東京発の列車を運転)。車両はE257系5両編成のほか、一部列車で255系9両編成を使用していたが、ダイヤ改正後はE257系5両編成に統一される。現行の運転本数は下り5本・上り3本だが、現行の「さざなみ9号」(東京駅21時30分発、君津行)が運転取りやめとなり、1本減便される。