JR東日本は15日、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、奥羽本線秋田~青森間で運転している特急「つがる」の一部列車で速達性を向上させ、列車名を「スーパーつがる」に変更すると発表した。「スーパーつがる」は上下各1本の運転を予定している。

  • 特急「つがる」の速達性向上を図り、2024年3月のダイヤ改正から「スーパーつがる」が運転される

現行の特急「つがる」は上下各3本を設定。E751系を使用し、秋田~青森間で途中の八郎潟駅、森岳駅、東能代駅、二ツ井駅、鷹ノ巣駅、大館駅、碇ケ関駅、大鰐温泉駅、弘前駅、浪岡駅、新青森駅に停車する。所要時間は秋田~弘前間2時間3~9分、秋田~青森間2時間40~46分となっていた。

来年3月のダイヤ改正に合わせ、日中時間帯に運転される現行の下り「つがる3号」(秋田駅12時40分発・弘前駅14時45分着・青森駅15時22分着)、上り「つがる4号」(青森駅12時41分発・弘前駅13時20分発・秋田駅15時12分着)において停車駅を見直し、速達性を高めるとともに、列車名を「スーパーつがる」に変更。秋田~青森間の途中停車駅を減らし、東能代駅、鷹ノ巣駅、大館駅、大鰐温泉駅、弘前駅、新青森駅のみ停車する列車とする。

下り「スーパーつがる1号」は秋田駅12時49分発・弘前駅14時44分着・青森駅15時20分着で運転。秋田~弘前間の所要時間が2時間を切り、1時間55分(10分短縮)となるほか、秋田~青森間の所要時間も11分短縮され、2時間31分となる。上り「スーパーつがる2号」は青森駅12時40分発・弘前駅13時15分発・秋田駅15時12分着で運転。青森駅から秋田駅までの所要時間が14分短縮されて2時間32分となり、弘前駅から秋田駅までの所要時間も2時間を切り、1時間57分(10分短縮)となる。

現行の下り「つがる1・5号」、上り「つがる2・8号」は号数を変更し、下り「つがる41・43号」、上り「つがる42・44号」に。下り「つがる41号」は秋田~弘前・青森間の所要時間を1分短縮するという。なお、ダイヤ改正が行われる3月16日乗車分より、新幹線と「つがる」などの在来線特急列車を乗り継いだ場合に在来線の特急料金等が半額となる「乗継割引」の取扱いを終了する。