ちょっと前までまだ薄着だったのに、気づけばもう師走。つまりは忘年会シーズンである。やっべ、油断してた。急いで忘年しないとあっという間に新年が来ちゃうじゃん。

ということで、この時期は忙しいなか会社の同僚や友人と連日飲みまくっている方も多いと思うが、楽しい飲酒の翌日は二日酔いで仕事がしんどいことも……体調不良で貴重な休日を潰してしまうなんてもってのほかだ。忘年会は楽しみつつ、元気に12月を乗り切りたい!

そこで今回は“二日酔い対策”に役立ちそうなアイテムをまとめて整理してみた。みんなにも過度な飲酒は控えてほしいけど、いざというときに頼れるアイテムはシラフのうちに押さえておこう!

  • ※画像はイメージです

▼コンビニで気軽に買える「液キャベ コーワA」(興和)

まずは興和の「液キャベ コーワA」。二日酔い対策としてはいきなりド真ん中、剛速球のストレートのアイテムだ。

  • 指定医薬部外品「液キャベ コーワA」(興和)

「液キャベ」は昔からあるロングセラー商品で、ボトルに顔が書かれた「液キャベ君」のCMSなどで誰もが一度は見たかけたことがあるはず。子どもの頃は、「何だろう、これ」「自分には関係ないな」と思っていたが、まさかこんなにお世話になる日が来るとは……。

「液キャベ コーワA」は液体タイプの胃腸薬で、オキソアミヂン末、コウジン乾燥エキス、ショウキョウ流エキス、センブリエキス、リョウキョウ流エキスなど、8種の健胃生薬を配合。ホロ苦でお世辞にも美味しいとは言えないが、サラッとしていて飲みやすく、ハッカ油由来の爽快感なども感じられる。二日酔や食べ過ぎにも効果的なうえに、コンビニなどでも取り扱われているので、暴飲暴食をしてしまったらとりあえず飲んでおくべし。

▼ウコン配合「新黒丸a」(第一三共ヘルスケア)

続いては第一三共ヘルスケアの「新黒丸a」。見た目のインパクトも抜群で、なんとなくめちゃくちゃ効きそうだな、というオーラに満ち溢れている。

  • 第3類医薬品「新黒丸a」(第一三共ヘルスケア)

肝臓の働きを高め、アルコールの代謝を促進する働きのあるウコン、悪酔・二日酔のむかつきなどの症状を改善する苦味性の健胃薬であるオウゴン乾燥エキス・オウバク乾燥エキス・オウレンエキスなどを配合。ショウキョウ末も悪酔いや二日酔いに伴う嘔気に効果を発揮してくれる。

丸剤タイプの消化胃腸薬で、1回3丸の分包タイプとなっているので携帯に便利なのも嬉しいところ。

▼胃酸をコントロールする「ガスター10」(第一三共ヘルスケア)

パッケージを見ただけで、「ガスター10ッッッ!!」というキャッチフレーズが脳内再生される人も多いだろう。昔からめちゃくちゃCMで見かけたな? CMに起用されていた俳優の西村まさ彦さんのインパクトが凄かった。

  • 第1類医薬品「ガスター10」(第一三共ヘルスケア)

日本の胃腸薬の代名詞的な存在である「ガスター10」。こちらも「新黒丸a」と同じく第一三共ヘルスケアが手掛ける商品で、二日酔いによる胃のムカつきを和らげる効果が期待できる。

そもそも二日酔いによる胸やけなどは胃酸の食道への逆流が原因である場合が多い。そんなときに胃酸のコントロールを手助けしてくれるのが「ガスター10」シリーズだ。胃酸分泌の約70%に関わるヒスタミン受容体をブロックするタイプの胃腸薬で、胃酸の出すぎを抑え、効果はなんと約8時間も続く。寝る前に飲んでおくといいだろう。

小粒で飲みやすい錠剤タイプ、スーッと速く溶ける散剤タイプ、水なしでも口の中でさっと溶けるタイプがあるので、自分に合ったものを常備しておこう。苦味もなく、飲みやすいのもありがたい!

▼肝臓が気になる人に「ミラグレーン錠」(日邦薬品工業)

“知る人ぞ知る二日酔い対策の名薬”と呼ばれる「ミラグレーン錠」(日邦薬品工業)。パッケージに「肝臓」の文字が見られるように、肝臓が気になる人や日頃からアルコールを飲む方にはもってこいの第3類医薬品である。

  • 第3類医薬品「ミラグレーン錠」(日邦薬品工業)

成分は漢薬成分である牛黄(ゴオウ)、含硫アミノ酸成分メチオニン、タウリン、グルクロノラクトン、イノシトール、肝臓加水分解物などの6種の強肝成分を配合。これらの成分が新陳代謝を高めてくれるため、二日酔い対策だけでなく、流行性肝炎や脂肪肝、肝硬変症、黄疸、そして肝機能の改善なども作用も期待できる。

アルコールと脂肪肝は実は密接な関係にあり、体内に入ったアルコールのほとんどは、肝臓で分解・処理されるが、あまりに大量のアルコールを飲み続けてしまうと、肝臓内で中性脂肪の合成が高まり、蓄積し、アルコール性脂肪肝になってしまうことがわかっている。健康診断で脂肪肝が気になっている人もチェックしておきたい医薬品だ。

▼アルコールによる頭痛に効果を発揮する「アルピタン」(小林製薬)

「お酒を飲むと頭が痛くなる派」の人におすすめなのが「アルピタン」(小林製薬)だ。

  • 第2類医薬品「アルピタン」(小林製薬)

アルコールは体内で分解後、「アセトアルデヒド」という物質になるのだが、これが血管を拡張させ、神経を圧迫し、炎症となって頭痛などの痛みを引き起こすといわれている。一過性ならまだいいが、アセトアルデヒドの蓄積が進むことで痛み増強物質が生まれ、ますます炎症・痛みがひどくなっていくとか。……こわっ!

アルピタンは、「血管拡張抑制作用」「脳のむくみ抑制作用」「痛み増強物質の産生抑制作用」が含まれており、アルコールの代謝を促進することでアセトアルデヒドの蓄積を抑え、神経への圧迫を緩和。また、体内の水分量を適正にすることで脳のむくみを改善するだけでなく、アルコールやアセトアルデヒドの代謝を促すことで、痛み増強物質の発生を抑制してくれる。飲酒時に頭痛を伴う人はカバンに入れておけば忘年会シーズンも少しは安心できるはずだ。


まだ12月になったばかり。忘年会シーズンはこれから本番を迎える。2023年をハッピーに締めくくるためにも、ここで紹介した製品を上手に活用しながら、アルコールと上手く付き合っていこう!