JR西日本とJR東日本は15日、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施すると発表し、北陸新幹線金沢~敦賀間の開業後に運転される「かがやき」「はくたか」の時刻表を公開した。東京~敦賀間の「かがやき」は9往復、「はくたか」は5往復の運転を予定している。

  • 北陸新幹線金沢~敦賀間の開業後、朝および夕夜間の「かがやき」9往復、日中時間帯の「はくたか」5往復が東京~敦賀間の運転に

ダイヤ改正後、速達タイプの「かがやき」は朝および夕夜間を中心に10往復を設定。夜間の下り1本、朝の上り1本を除く9往復を東京~敦賀間で運転する。下り「かがやき503・505・511・513・515号」(東京駅7時20分発・8時11分発・16時24分発・17時24分発・18時24分発)、上り「かがやき504・508・512・514・516号」(敦賀駅7時26分発・9時21分発・16時4分発・17時13分発・18時36分発)は金沢~敦賀間で途中の福井駅のみ停車する。

東京~敦賀間の最速達列車は、東京駅7時20分発・福井駅10時11分着・敦賀駅10時28分着の下り「かがやき503号」。東京駅から福井駅まで2時間51分、敦賀駅まで3時間8分で結ぶ。上りの最速達列車となる「かがやき514号」は敦賀駅17時13分発・福井駅17時31分発・東京駅20時23分着とされ、敦賀駅から東京駅まで3時10分、福井駅から東京駅まで2時間52分で結ぶ。ダイヤ改正前の「北陸新幹線+在来線特急」と比較した場合、東京~福井間は36~38分、東京~敦賀間は50~55分の所要時間短縮になるという。

  • 北陸新幹線「かがやき」の再速達列車は東京~福井間を2時間51分、東京~敦賀間を3時間8分で結ぶ

  • 北陸新幹線金沢~敦賀間開業後の「かがやき」「はくたか」時刻表

金沢~敦賀間で福井駅以外の駅に停車する「かがやき」も設定された。下り「かがやき501・517号」(東京駅6時16分発・19時56分発)、上り「かがやき502・518号」(敦賀駅6時11分発・20時11分発)は福井駅の他に小松駅と越前たけふ駅にも停車。下り「かがやき507・509号」(東京駅9時20分発・10時22分発)、上り「かがやき506・510号」(敦賀駅8時15分発・15時4分発)は福井駅の他に加賀温泉駅と芦原温泉駅にも停車する。

停車タイプの「はくたか」はダイヤ改正後に15往復を設定。日中時間帯、東京駅を11時台以降の毎時24分に発車する下り「はくたか561・563・565・567・569号」、敦賀駅を9時台以降の毎時58分に発車(13時台は除く)する上り「はくたか560・562・564・566・568号」の5往復を東京~敦賀間の運転とする。これら5往復とも新規開業区間を含む上越妙高~敦賀間の各駅に停車する一方、東京~上越妙高間で一部の駅を通過する列車となる。

なお、北陸新幹線金沢~敦賀間開業後の座席区分について、「かがやき」はこれまで通り全席指定席、「はくたか」もこれまで通り一部号車に自由席を設定しての運転とする。