中国のテック系媒体「boardchannels(博板堂)」は12月14日、NVIDIAがGTX 16シリーズの生産を完全に停止すると報じた。2024年第一四半期で出荷を完了し、以降GTXシリーズは存在しなくなることになる。
NVIDIAは、Turingアーキテクチャを採用した「GeForce RTX 20」シリーズでそれまで用いていた「GeForce GTX」ブランドを刷新し、RTXシリーズに改めた。一方で同じアーキテクチャを用いつつレイトレーシング機能を除去し、より安価に設定した「GeForce GTX 16」シリーズもあわせて展開。ミドルレンジ向けながら、「GeFore GTX 1660 Ti」など性能を重視した製品展開も行われていた。この次の世代にあたるRTX 30シリーズでは全モデルで全ての機能をサポートしており、いわゆる「GTX 30」シリーズのようなものは存在していない。
今回、2024年第一四半期でGTX 16シリーズの生産停止が報じられたというもの。ロー・ミドルレンジ向けの製品供給が行われていたが、これで最もローエンドな製品は「GeForce RTX 3050」が継承することになる。ちなみに、NVIDIAは空いたローエンド向けのラインナップを埋めるべく、「GeForce RTX 3050 6GB」のバリアントが開発中……であると噂されている。