JR東日本千葉支社は15日、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、房総方面へ運転される特急列車の輸送体系を変更すると発表した。特急「しおさい」にE259系を投入することも発表され、同列車はE259系6両編成またはE257系5両編成による運転となる。

  • 特急「成田エクスプレス」で活躍するE259系。2024年3月のダイヤ改正から特急「しおさい」でも使用される

特急「しおさい」は東京~銚子間で日中時間帯を中心に下り6本・上り5本、東京~佐倉・成東間で朝および夜間に下り1本・上り2本(うち下り1本・上り1本は土休日運休)を設定。現在は255系9両編成またはE257系10両編成による運転だが、来年3月のダイヤ改正から使用車両を変更。255系が運用から外れる一方、成田空港駅発着の特急「成田エクスプレス」に使用されるE259系が新たに「しおさい」でも運用される。

ダイヤ改正に合わせ、利用状況に合わせて「しおさい」の運転本数も変更。東京~銚子間で日中時間帯の下り1本、夕夜間の上り1本を減便するほか、夜間の下り1本を土休日運休に。ダイヤ改正後、東京~銚子間の運転本数は平日に下り5本・上り4本、土休日に下り4本・上り4本となる。東京~佐倉・成東間では、平日夜間に東京発佐倉行の下り1本、平日朝に佐倉発東京行の上り1本を新設する一方、これまで朝に毎日運転されていた上り1本を土休日運休に変更する。

東京~銚子間の「しおさい」は平日・土休日ともに全列車をE259系6両編成で運転。定員は290名(普通車262名・グリーン車28名)となる。東京~佐倉・成東間の「しおさい」(平日夜間に下り2本、平日朝に上り3本を運転)に関して、東京~佐倉間の上下各1本のみE257系5両編成で運転され、定員は290名(普通車262名・グリーン車28名)。他の列車はE259系6両編成で運転される。

  • 現在、特急「しおさい」で活躍している255系は運用から外れる予定に

なお、ダイヤ改正後の「しおさい」はすべて船橋駅に停車。東京~銚子間で運転される「しおさい」のうち、夕夜間の下り2本と朝の上り1本が新たに四街道駅にも停車する。