ホーロー専用メーカー・富士ホーローの公式X(旧Twitter)が、「ホーロー製のケトルやポットをストーブ上に乗せないで」と注意喚起をおこない、注目を集めている。冬場にストーブの上に水を入れたやかんを置くことで、室内の空気を加湿するという人もいるかもしれないが、やめておいたほうがいいだろう。ネットでは「知らなかったです」「やってたわ…」などと話題だ。
ちなみに「ホーロー」とは、鉄やアルミニウムなどの金属材料表面に、シリカを主成分とするガラス質を高温で焼き付けてコーティングしたものを指す。
注目を集めているのは、11月29日に投稿された富士ホーローの公式Xのポスト。「#いいにくいことをいう日」のハッシュタグとともに、「言いにくいというか、言わなきゃいけないことなのですが、ホーロー製のケトル・やかん・ポットをストーブの上には絶対に乗せないでください。メーカーとして推奨しておりません」と注意喚起をおこなった。
#言いにくいことを言う日
— 富士ホーロー【公式】 (@fujihoro_japan) November 29, 2023
言いにくいというか、言わなきゃいけないことなのですが、ホーロー製のケトル・やかん・ポットをストーブの上には絶対に乗せないでください。
メーカーとして推奨しておりません。 pic.twitter.com/GMveGRmxHH
乗せてはいけない理由は、何点かあるとした上で4点を紹介。「水が蒸発した状態でストーブの上に乗せ続けると空焚き状態になり、ひび割れ・剥離の原因になります」や、「空焚きの状態で水を入れたりシンクに置いてしまうと、ヒートショック(温度差による急冷)によりひび割れ・剝離の原因」、「万が一お湯が吹きこぼれた場合、ガスコンロと違い自動消火機能がないため、ストーブが不完全燃焼状態となり有毒ガスが発生する場合がある」、「ストーブ本体・ケトル等が転倒し、火傷などケガをする可能性がある」とのこと。最後には、「本当に危ないので、安全にホーローを楽しんでいただきたいです」と締めくくっている。
理由は何点かありますが
— 富士ホーロー【公式】 (@fujihoro_japan) November 29, 2023
・水が蒸発した状態でストーブの上に乗せ続けると空焚き状態になり、ひび割れ・剥離の原因になります。
・また、空焚きの状態で水を入れたりシンクに置いてしまうと、こちらもヒートショック(温度差による急冷)によりひび割れ・剝離の原因になります。…
ネット上では「まぁ空焚き危険すぎるもんなぁ」「知らなかったです🍃気をつけます🤗」「うわぁ!ついついやっちゃうところでした🥺」「え!?フツーにストーブ乗せてた!もちろん空焚きにはならないようにしてるけど…」「ちゃんと理由が知れてありがたい」「昔は石油ストーブの上でよくヤカン乗せるのやってたな…」「これ、明らかに何か乗せてもいいようにストーブを作って販売してるメーカーの見解をきいてみたいなぁ🤔」「そーなん!? 今まさにストーブ乗せてたわ ダメなのか(´・ω・`)」「ホーローって直火OKで、ストーブの上にも大丈夫なんやと思ってた!!危ない危ない😰」「あー……若い頃何も知らなかったら何度もやって空焚きしてたわ……」「やべぇなやってたわ…気をつけます」などの声が寄せられている。