女優の成海璃子が、俳優の福士蒼汰が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系新ドラマ『アイのない恋人たち』(2024年1月21日スタート 毎週日曜22:00~)に出演することが14日に明らかになった。

成海璃子 (C)ABCテレビ

■福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』

『魔女の条件』『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』『同期のサクラ』などを手掛けた遊川和彦氏のオリジナル作品である今作は、2024年の東京に生きるアラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れ合い、愛し合おうとする物語。恋愛と距離を置き、恋人のいない7人だが、求めているのは「人とのつながり」、言い換えれば「愛」で……。登場人物が人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいくラブストーリーを描く。これまで、バイトをしながらもテレビの世界で成功することを信じている33歳の売れない脚本家、久米真和(くめまさかず)を福士が、会社を辞め、ブックカフェを経営する今村絵里加(いまむらえりか)を岡崎紗絵が、一流食品会社の企画開発部に勤務する淵上多聞(ふちがみたもん)を本郷奏多が演じることが発表されている。

■成海璃子、本郷奏多演じる淵上多聞の後輩社員役に

成海が演じるのは、本郷が演じる“自分(I)がない男”淵上多聞と同じ食品会社に勤める、多聞の後輩社員・冨田栞(とみたしおり)。真面目で快活、なんでもテキパキとこなす栞は、上には重宝がられ、下には頼られ、やらなくてもいい事まで背負い込んできた結果、結婚を考える余裕のないままアラサーに突入した29歳の女性。岡崎が演じる本作のヒロイン、絵里加が経営するブックカフェの客でもある。そこでの出会いや多聞との交流を通して、今さらながら自分が置かれている現状と、誰かを愛し愛されたいという内心に気づくが……。本来やるべきことを後回しに出来ない性格の栞が、ようやく恋愛に踏み出すプロセスとその後の心理変化を、成海が丁寧に描写していく。

■成海璃子 コメント

――今作の出演が決まった際の感想は?

今回は男女7人の群像劇という事ですが、初めてご一緒させて頂く共演者の方々ばかりなので、緊張もありますが新鮮な気持ちで楽しく撮影ができたらいいと思いました。

――演じられる栞について、どういったところを意識して演じたいですか。

常に一生懸命で頑張りすぎてしまう人なのですが、時には感情的に本音をぶちまけて しまう。そんな不器用さも愛しながら演じていきたいと思います。

――視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

男女7人の恋愛模様がドキュメンタリーの様にリアルで、様々な人に共感していただける作品になっているかと思います。週末の夜は是非お友達や大切な人と語り合いながら、楽しんで見ていただけるとうれしいです。

【編集部MEMO】第1話あらすじ
久米真和(福士蒼汰)は、33歳独身の売れない脚本家。高校時代から一貫して、「一人でも多くの人が、生きる勇気が出るような脚本」を目指し執筆を続けているが、数年前に獲った新人賞を最後に、鳴かず飛ばずのくすぶった生活を送っている。ある日、真和は高校の同級生、淵上多聞(本郷奏多)と郷雄馬と、15年ぶりの再会を果たす。多聞は一流企業のサラリーマン、雄馬は生活の安定した公務員職に就いていたが、三人そろって独身かつ彼女なし。真和は愛、多聞はI(自分)、雄馬はeye(見る目)のないアラサーになっていた。そんな現状に嘆くのは雄馬のみ。まともな恋愛経験のない多聞はこの先のビジョンを持たず、「愛」のない真和に至っては、後腐れない関係でいられる相手をマッチングアプリで見つけては、三回会ったら連絡を断つと決め、出会いと別れを繰り返している有様だ。一方、脱サラしブックカフェを経営する今村絵里加(岡崎紗絵)は、31歳になる今日まで男性経験ゼロ。店のローンを抱え、引きこもり気味の兄、それを甘やかし続ける母、見て見ぬ振りの父に囲まれた生活の中、恋愛も結婚も自分には縁のないものと諦めている。ところが、店にやってくる同年代の女性客、冨田栞(成海璃子)から合コンに誘われたり、近藤奈美の積極的な婚活姿勢に触れたりするうちに、心境が変化。ほんのお試しのつもりでマッチングアプリに登録してみると、意外にも即、気の合う相手が見つかる。恐る恐るながら、イケメンなプロフィール写真にほだされ初デートに向かうと、そこには真和が。