マイナビは12月13日、「マイナビ2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」の結果を発表した。調査は11月20日~30日、2025年卒業予定の大学生・大学院生2,055名(文系男子343名文系女子790名理系男子444名理系女子478名)を対象にWEBで行われた。
25卒就活生、インターンシップ・仕事体験の参加割合が増加傾向に
25年卒学生の11月単月のインターンシップ・仕事体験の参加割合は、前年比3.2pt増の56.9%、累計参加割合は前年比4.8pt増の87.6%となり、いずれも前年を上回った。
新卒入社する会社で働きたい年数は?
次に、新卒で入社する会社で何年働きたいかを聞いたところ、「特に決めていない・わからない」が最多で34.3%(前年比2.6pt増)、次いで「定年まで」が20.1%(前年比2.0pt減)となった。一方で、最も少なかったのは「1~3年ぐらい」で3.9%(前年比1.0pt減)。就職活動前の段階では、3年以内での退職を考える人は少ないよう。
また、40代くらいまでのキャリアを想定して、社会人になったらどのように働きたいか聞くと、「同じ会社で、ある仕事を軸にして、類似した仕事に領域を広げながら働いていきたい」(21.6%)が最も多く、理由として、「自分の知識や経験を積み重ねて、それらの蓄積を難しい仕事、規模が大きい仕事に活かしたいが、それは慣れた環境下のほうが実現しやすい」「可能な限り同じ企業で働き続けたいと考えているので、ある程度ポジションや業務内容を変えながらジェネラリストになることを視野に入れている」という意見が挙がった。
「ガクチカ」はいくつある?
続いて、ガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだこと)として話せるエピソードが現時点でどれくらいあるかを聞いたところ、「1個」(23.5%)は前年より4.6pt減少したが、「2個」(43.2%、前年比1.0pt増)は微増、「3個以上」(27.3%)は前年比5.1pt増加するなど、直近3カ年では最もエピソード数が多くなった。25年卒の学生においては、大学2年生の後半から3年生になる頃(学部生の場合)には、行動制限が解除されつつあり、サークル活動や部活動、アルバイトなどの課外活動に取り組むことができたためと推察される。