婚活を始めたものの、なかなか成果が出ないと感じている人もいるのではないでしょうか? うまくいかない原因は、もしかして住んでいる場所が影響しているかもしれません。人口が多い分、人との出会いが多い都会の方が婚活はうまくいくのか、それとも人とのつながりが密な地方の方が結婚に結びつきやすいのか……。今回は既婚者で地方に住んでいるマイナビニュース会員を対象に、「田舎・地方での婚活」について聞きました。

田舎・地方での出会いは? 半数は「難しいが多少は出会いがある」

最初に、田舎・地方での婚活について聞きました。婚活パーティや街コンが盛んに行われている都会と比べ、地方での出会いの機会はどうなのでしょうか。

Q.田舎・地方での婚活が難しいと感じますか?

  • 「難しいが、多少は出会いがある」……53.9%
  • 「全く出会いがない」……24.5%
  • 「出会いはたくさんある」……20.9%
  • Q.田舎・地方での婚活が難しいと感じますか?

田舎・地方での出会いについて尋ねると、53.9%と約半数が「難しいが、多少は出会いがある」と答えています。「出会いはたくさんある」(20.9%)を合わせると、約7割の人は数の差はあれど、出会いの機会があると感じていることがわかりました。「全く出会いがない」は4人に1人の割合となっています。

地方に住んでいても、出会いの機会は少なからずあるという回答が約7割でしたが、もっと出会いの数を増やしたいと考える人も多いことでしょう。そこで、恋愛や結婚のために環境を変えようと思ったことがあるか聞きました。

Q.恋愛や結婚のために環境を変えようと思ったことがありますか?

  • Q.恋愛や結婚のために環境を変えようと思ったことがありますか?

  • 「住んでいるところで出会いを探す」……58.7%
  • 「遠距離でもOKなので、広く出会いを求める」……26.4%
  • 「都会への引越しも検討」……7.1%
  • 「Uターン婚を希望する人を探す」……3.0%

最も多い回答は「住んでいるところで出会いを探す」(58.7%)でした。出会いの機会は増やしたいけれど、住む場所を変えたり、遠距離恋愛をすることには、慎重な人が多いことがわかります。しかし、26.4%は「遠距離でもOKなので、広く出会いを求める」と回答。4人に1人は、相手の住む場所はこだわっていないようです。今はZoomやビデオ通話など、離れていてもリアルタイムでつながる環境が整っているので、今後はさらにそのように考える人も増えるかもしれませんね。

次は、パートナーに出会う前の状況について聞きました。どのような方法で出会いの機会を作っていたのでしょうか。

Q.パートナーと出会う前はどんな婚活をしていましたか?

  • Q.パートナーと出会う前はどんな婚活をしていましたか?

  • 「合コンや友人の紹介」……57.2%
  • 「婚活パーティや街コン……17.5%
  • 「マッチングアプリや婚活アプリ」……14.1%
  • 「お見合い」……13.4%
  • 「結婚相談所」……8.9%

今のパートナーに出会う前に行っていた婚活で最も多かったのは、「合コンや友人の紹介」(57.2%)でした。婚活パーティや婚活アプリを使用していた人は約3割と、合コンや友人の紹介の約半数にとどまっています。昔ながらの出会いの方法「お見合い」(13.4%)が、現在の出会いの定番「マッチングアプリ」(14.1%)に匹敵するほどの利用率であるというのは面白いですね。

それでは、今のパートナーと出会ったきっかけは何だったのでしょうか。

Q.今のパートナーとはどのように出会いましたか?

  • Q.今のパートナーとはどのように出会いましたか?

  • 「合コンや友人の紹介」……45.0%
  • 「その他」……25.7%
  • 「お見合い」……12.6%
  • 「婚活パーティーや街コン」……6.3%
  • 「マッチングアプリや婚活アプリ」……5.6%

今のパートナーと出会ったきっかけで圧倒的に多かったのは、「合コンや友人の紹介」(45.0%)でした。「合コンや友人の紹介」は、"パートナーと出会う前の婚活"でも最も多い回答で、出会いの場としては定番のようですね。

次いで多かったのは、「その他」(25.7%)でした。婚活パーティーや街コン、マッチングアプリや婚活アプリを抑えた「その他」の出会いですが、具体的にどのようなものだったのでしょうか。

  • 「社内恋愛」(50歳男性)
  • 「アルバイト先」(54歳女性)
  • 「高校の同級生」(36歳女性)
  • 「中学の同級生」(61歳女性)
  • 「幼馴染」(78歳男性) 

「その他」の出会いで多かったのは、「職場(アルバイト含む)」でした。接する時間も多く、協力して業務をこなすことも多いことから、知らず知らずのうちに距離を縮めることができたのかもしれませんね。職場と同様、一緒に過ごす時間が多い「学校」で出会ったという人も多くなっています。

今のパートナーと、婚活パーティーや街コン、マッチングアプリや婚活アプリで出会ったという人は、合わせて約1割強と少数派でした。それよりも、「お見合い」(12.6%)の方が多くなっています。親戚や近所付き合いが都会より色濃く残る地方だからこそ、「お見合い」が出会いの場として根強く定着しているのかもしれません。

「田舎や地方では婚活がしにくい」というイメージがあるかもしれませんが、今回のアンケートでは「全く出会いがない」と回答した人は24.5%で、多くは何かしらの形で出会いの場を見つけていることがわかりました。また、パートナーと出会ったきっかけは友人などの紹介や合コン、職場や学生時代からのつながりが目立ちます。意外と出会いは身近なところにあるのかも!? 婚活スランプを感じている場合、帰省時に友達と交流を深めたり、同窓会に参加すると、新たな展開が待っているかもしれません。


地方の婚活事情に関するアンケート
調査時期: 2023年12月4日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート