Appleは「iOS 16.7.3」と「iPadOS 16.7.3」を提供開始した。重要なセキュリティアップデートを含んでおり、対象のiPhone/iPadを使っているすべてのユーザーに推奨している。対象機種は、iPhone 8以降、iPad Proの全モデル、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第5世代以降)、iPad mini(第5世代以降)。
セキュリティアップデートの内容はiOS/iPadOSとも共通。適用することで、カーネルやWebkit、アカウント、AVEビデオエンコーダ、Find My(探す)、ImageIOで見つかったさまざまな脆弱性を修正する。
具体的には、探すアプリが機密の位置情報を読み取れてしまう問題や、画像を処理することで任意のコードが実行されたり、サービス拒否が発生したりするおそれがあるといった問題に対処している。
Appleでは、iOS/iPadOS 16.7.1以前のバージョンに対し、すでに悪用された可能性がある脆弱性について報告を受けているとのこと。当該バージョン以前のiOS/iPadOSを搭載したiPhone/iPadを使用しているユーザーには、早急なアップデートが求められる。