ペンマークは12月12日、「Z世代の大麻使用に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は11月24日~26日、調査対象は大学生向け学習管理SNS「Penmark」を利用している現役大学生、有効回答は758人。
まず、大学生の大麻乱用問題について尋ねると、「非常によく認識している(自ら積極的に調べている)」が11.3%、「ある程度認識している(ニュースや啓発活動などから情報収集している)」が59.5%と、計70.8%が大麻乱用問題について認識していた。
薬物乱用がもたらすリスクの理解度については、「一般的な理解がある(基本的なリスクや法的な問題を知っている)」が59.4%、「非常によく知っている(リスクの詳細や法的な側面を正確に理解している)」が23.4%と、計82.8%が一定以上の理解を持っていた。
次に、薬物使用に対する態度について調べたところ、「絶対に使うべきではない」が最も多く66.2%。一方、「特定の条件下での使用は許容される」は23.9%、「使用は個人の自由である」は7.1%と、約4人に1人の23.9%が「特定の条件下での使用は許容される」と考えていることが明らかになった。
薬物の使用、購入に関する経験について聞くと、大多数の92.9%が「そのような経験はない」と答え、薬物の使用、購入を勧められたことがある学生は5.6%にとどまった。
日常生活で大麻を入手できるかについては、「わからない」が40.0%で最多となったものの、約3分の1の36.1%が「入手可能」と回答。同調査では「実際の勧誘経験が少数である一方で、大麻へのアクセスが比較的容易と感じる学生が多い様子が見受けられる」と推測している。