お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明、アンタッチャブルの山崎弘也と柴田英嗣がこのほど、フジテレビ系バラエティ特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(16日21:00~)の収録後に取材に応じた。

  • (左から)山崎弘也、石橋貴明、柴田英嗣

あまりに細かすぎるゆえ、笑いにはなりにくいと思われてきたマニアックなモノマネや、アンダーグラウンドな芸にも光を当て、幅広くお笑い芸人、モノマネ芸人の登竜門ともいえる存在となった同番組。『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナーとしてスタートし、2018年から単独特番になると、年に一度、冬の風物詩として放送されてきたが、今年は夏に初放送され、年2回放送となった。

石橋は「夏冬連覇がかかってる人がいたんで、それを阻止しよういうみんなの熱意みたいなものがあって、非常にレベルが高く、今年最後を締めくくるに相応しい大会だったと思います」と総括。山崎が「ドラマありましたね」と言うと、柴田も「番組全体にもドラマがありましたし、一つ一つのネタの中にもいろんなドラマがあるから、それを楽しんでいただきたいですよね」と見どころを語る。

今回は、全国オーディションを勝ち上がった68組が出場。従来あった野球ネタがさらにバリエーション豊かになり、裏方モノマネや架空のストーリーまで登場する。石橋が「ああいうところを拾ってくるなんて、野球好きにはたまらないですよね」と唸ると、山崎は「テレビにはなかなか映らないようなシーンですから」と返し、“細かすぎて伝わらない”の真髄を感じたようだ。

また、この番組をきっかけになぜか役者の仕事が舞い込んでいる出場者が続出。柴田は「すごくいいことですよね。演技のクオリティが高いってことだと思います。だから役者の卵の方がネタを作ってここで披露して、そこから役者のほうに行くっていう逆輸入パターンもあり得るかもしれないですよね」と、“細かすぎてドリーム”を予感した。

今後の『細かすぎて―』の展望について、石橋は「来年は年4回にします。(フジテレビの)港社長は“貴明やれやれ!”って言ってるから」と明かし、山崎は「4回あれば港社長の差し入れのパンが4回食べられるし(笑)」と、別角度で期待。

『細かすぎて―』に加え、近年は『2億4千万のものまねメドレー』と、『みなさん』の名企画が復活しているが、『食わず嫌い王決定戦』など他の企画のリバイバルへの意欲を聞かれた石橋は「機会があれば、フジテレビ以外でやりますか(笑)」と言い出し、山崎は「フジでやりましょうよ。切っても切れない関係なんだから!」と説得していた。

  • (左から)山崎弘也、浜辺美波、石橋貴明、千賀滉大、柴田英嗣

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