LIFULLは12月7日、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」が実施した調査結果をもとにした「10年前の新築マンション価格変動率ランキング(東京23区:行政区/駅篇)」を発表した。調査は東京23区における、2011年〜2013年に分譲された当時の新築マンション、2021年〜2023年(1月〜10月)に流通した築10年の中古マンションを対象としている。

  • 東京23区・行政区篇 10年前の新築マンション価格変動率ランキング(1位〜10位)

まず、行政区における10年前の新築マンション価格変動率ランキングは、1位「目黒区」、2位「渋谷区」、3位「品川区」となった。

23区においてはすべてが価格変動率100%超えとなっており、平均では146.8%となっている。

一方で、1位の「目黒区」は倍以上の221.2%、23位の「大田区」は102.1%で、区によって上昇率には差異が見られた。

また、「目黒区」「品川区」といった城南エリア、「千代田区」「港区」「渋谷区」「新宿区」「文京区」「豊島区」といった交通利便性の高い都心およびその周辺ほど価格の上昇率が高くなっている。

番外編として、東京都下の10年前の新築マンション価格変動ランキングを見てみると、1位「多摩市」、2位「武蔵野市」、3位「町田市」となった。いあうれも価格変動率は100%超えとなっており、中でも「多摩市」は「北区」「中央区」を上回る139.2%であった。

  • 番外篇・東京都下 10年前の新築マンション価格変動率ランキング

駅ごとで集計したランキングでは、1位は「目黒」となり、2位以降は「根津」「中目黒」が続いた。駅単位でも都心・副都心・城南エリアが上位を占める中、唯一城北エリアの「田端」は9位にランクインしている。

  • 東京23区・駅篇 10年前の新築マンション価格変動率ランキング(1位〜10位)

そのほか、元々の人気の高さにくわえ昨年開業した新横浜線によってより交通利便性の上がった東急東横線・目黒線の停車駅も3駅(「目黒」「中目黒」「都立大学」)がTOP10に入っている。