来年1月7日にスタートする吉高由里子主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合 毎週日曜20:00~ほか)の初回試写会・会見が11日、東京・渋谷の同局で行われ、吉高、柄本佑、脚本の大石静氏、制作統括の内田ゆき氏、演出の中島由貴氏が出席した。
大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛ける。
この日、報道陣に向けて初回試写会が行われ、タイトルバックもお披露目された。今までの大河ドラマとは異なる色気漂うタイトルバックについて、吉高は「映像監督が独特で面白かったです。『エクスタシー、エクスタシー!』って言われて」と撮影時のエピソードを明かした。
続けて、「すごく色鮮やかな、平安っぽさがあるし」と完成したタイトルバックを見た感想を述べ、「私の顔はちょっとカットしてほしい恥ずかしい部分があるんですけど、あれを見て『自分が出ているんだ。これから主役としてやるんだ』と改めて実感しました。“うれし恥ずかしタイトルバック”って感じです」と話した。
柄本は「僕の勝手な印象ですが、もう少し大河ドラマのオープニングって、さわやかさであったり、抜けのいい感じがあったりしているなと思っている中、今回のは色っぽさがあったり、その中にちょっとした血なまぐささもあって、オープニングを見た時にこういう世界観なんだというのが具体的に理解できました。とてもいい、今までの大河にはないようなオープニングだなと思いました」と感想をコメント。
大石氏は「それだけじゃないという気持ちもちょっとあるけど、すごく夢があっていいと思います。この2人は死ぬまでくっつき離れ、くっつき離れ……となっていくんだなというのが象徴的によく表れていたし、そういう思いが紫式部に『源氏物語』を書かせているということも象徴的に表れているなと思いました」と語っていた。