漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ』をドラマ化する公式スピンオフ企画『アマチュアたちのM-1グランプリ』が、17日(21:00~)にABCラジオで放送される。ラジオドラマ部分は、『M-1』公式YouTubeチャンネルでも配信される。

  • おちゃのは (C)ABCテレビ

■公式スピンオフ企画『アマチュアたちのM-1グランプリ』

今年は史上最多の8540組の漫才師がエントリーしている『M-1』。実はその参加者のうち半分以上はアマチュア漫才師たち(4367組/8540組)だという。アマチュア漫才師たちはなぜ出場を決めたのか、なぜ漫才を始めようと思ったのか。『M-1』の歴史でこれまで紐解かれてこなかったアマチュア出場者の結成秘話や謎に迫るのが、この公式スピンオフ企画となっている。

■生まれつき目が見えない息子とその母のコンビ「おちゃのは」

番組MCを務めるのは、昨年に引き続き東野幸治。これまで『M-1』に一切携わってこなかった東野がアマチュア応援団長として、アマチュア視点から見た大会の知られざる一面に迫る。番組は1組のアマチュア漫才師をピックアップし、前半は実話を元にしたアマチュア漫才師の結成秘話をラジオドラマ化。後半は、アマチュア漫才師をスタジオに迎え、東野と本音トークを繰り広げる。今回登場するアマチュア漫才師は、エントリーナンバー3826「おちゃのは」。大阪府在住で、今年初出場だ。母・美穂子さんと、10歳の息子・愛土(あいと)くんによる親子漫才コンビは明るく元気なしゃべくり漫才が売りだが、愛土くんは、生まれつき目が見えない。そんな彼が一体なぜ挑戦することになったのか、その裏にはある『M-1』チャンピオンの存在が大きく関わっていた!? 『M-1』に懸けた笑いと涙のひと夏の挑戦物語がラジオドラマで明らかになる。

親子漫才師「おちゃのは」のママ(主人公)を演じるのは、現在、大河ドラマ『どうする家康』やフジテレビ月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』に出演中の松本若菜。主人公の親子に大きな影響を与える学校の先生役を演じるのは、今年は岩井俊二監督最新作『キリエのうた』ほか6本の映画に出演した北村有起哉。さらに、福田転球、黒崎煌代、三谷昌登・藤原詩音・福冨タカラ・北野秀気など個性豊かなキャストが彩りを加える。

■東野幸治 コメント

『M-1グランプリ』アマチュア漫才師応援団長の東野幸治でございます! いつのまにやらアマチュア漫才師の応援団長になりました(笑)。今回は生まれつき目の見えない息子さんとお母さんの物語だったんですけど、めちゃくちゃいいラジオドラマでした。ラジオドラマってなんとなく昔のものかと思いきや、ラジオから流れてくる物語を真剣に音で聴くというのは改めていいものだなと思いましたし、俳優の皆さんの演技も素晴らしかったです。よかったらアマチュアM-1ラジオお聞きください。そしてM-1グランプリ決勝にも注目です!

■松本若菜 コメント

昨年に引き続き、『M-1』ラジオドラマに出演させていただきました。何かにチャレンジすることで、人は一回りも二回りも大きくなり変われるのかもしれないということを今回の作品で感じました。今回は“おちゃのは”という親子コンビ。生まれつき目が見えない息子と年頃になった息子に色々と経験を積ませたいママ。そんな二人がまさかのM-1に挑戦!?!? 北村有起哉さんはじめ、今回もたくさんの魅力溢れるキャストでの作品となっております。なにわのオカンと息子、その家族や支えてくれている人々とのドタバタ劇を是非お聴きください!

■北村有起哉 コメント

また今年も『M-1グランプリ』の勇気ある挑戦者の実話をもとにした物語に参加できて光栄です。今作は特にラジオドラマにぴったりで、涙あり笑いありの母と子のそして……家族の素晴らしいお話をお届けできると思います。ぜひお聞きくださいませ!

■福田転球 コメント

ラジオドラマはよいですね。なんか懐かしく夕焼けな色合い。僕自身、年齢のせいなのか私生活でも映像より音で楽しむ時間が増えています。洗濯や掃除をしながら落語や漫才を聴く。これ最高なんです。今回のラジオドラマは『M-1』にかける親子漫才。「いゃあ立派!」笑って泣いて親子のかっちょいい生き様を聴き逃さないで欲しい。「笑いっていいなぁ~」「家族っていいなぁ〜」って。松本若菜さん有起哉君をはじめ俳優陣、スタッフさん、とても居心地のよい現場でした。素敵な家族の物語に仕上がってると思います! お楽しみ下さい。

■黒崎煌代 コメント

かぁ兄役で出演させていただきました黒崎煌代と申します。『M-1グランプリ』は年末の楽しみとして毎年観ていたので、今回ラジオドラマに出演するという形で関わらせて頂けたこと非常にうれしく思います。こんなにも多くの一般の方が参加していることを今回初めて知りました。色んな人の色んな想いが詰まった大会だと知ることで、より『M-1グランプリ』が好きになりました。『M-1グランプリ2023』が待ちきれません!

【編集部MEMO】
漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ』。今年は過去最多となる8,540組がエントリーし、7日に開催された準決勝を勝ち抜いた、ダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、ヤーレンズ、真空ジェシカ、さや香、令和ロマン、モグライダーの9組が決勝戦に駒を進めることが決定した。この9組に敗者復活戦で選ばれた1組を加えた10組が、クリスマスイブの12月24日に開催・生放送(ABCテレビ・テレビ朝日系18:30~22:10)される決勝戦に臨む。