ナイルは12月8日、「X(旧Twitter)の利用状況に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は12月4日~11日、9月時点で毎日X(旧Twitter)を利用するユーザー698人(男性345人、女性353人)を対象にインターネットで行われた。

ヘビーユーザーの利用頻度に影響なし

  • X(旧Twitter)を利用する頻度

    X(旧Twitter)を利用する頻度

7月、旧Twitterの名称が「X」に変更された。これを受けて、9月時点でX(旧Twitter)を毎日利用しているヘビーユーザーを対象に直近の利用頻度について聞いたところ、96.3%が「1日に1回以上」と回答。また、「6時間に1回以上」利用するという人は48.4%と過去最も高かったことから、ヘビーユーザーにとって、度重なる仕様変更や名称変更の影響はあまり大きくないと考えられる結果に。

Xの満足度について聞いてみると、不満に感じている割合は前回が26.2%なのに対し、今回の調査では、25.1%と1.1ポイント減少した。

移行を検討した他SNSは「Instagram」「Threads」「LINE」

  • 他SNSへの移行検討中の割合

    他SNSへの移行検討中の割合

続いて、9月以降、他のSNSへの移行を検討したかと尋ねたところ、37.6%が「他SNSへの移行を検討した」ことが明らかに。

一方、「移行を検討している」と回答した人は13.6%。理由を聞くと、「Xが有料化する可能性」(38.0%)、「運営企業に対する印象が悪くなった」(16.3%)、「Xが終了する可能性」(13.3%)が上位に。全面有料化の計画について報道があったこともあり、有料化を機に移行するユーザーは依然として多いよう。移行先候補のSNSを教えてもらったところ、1位「Instagram」、2位「Threads(スレッズ)」と「LINE」となった。

有料プランの利用状況は?

  • 各プランの利用状況

    各プランの利用状況

次に、Xが10月27日に新プラン「ベーシック」「Xプレミアムプラス」の提供を開始したことを受けて、各プランの利用状況について聞いてみたところ、「ベーシックプラン(月額368円)」が28.1%、「プレミアム(月額980円)」が4.2%、「Xプレミアムプラス(月額1,960円)」が1.4%という結果に。無料ではできない機能を使うために、約3割のユーザーがサブスクリプションプランを利用しているよう。

今後の利用意向について聞くと、「無料で利用できるうちは継続する」(74.8%)が多くを占め、前問の有料プランに加入していない割合を上回る結果に。次いで「現状の仕様が維持されている限り継続する」、「フォロイー・フォロワーがXに居る限りは継続する」と続き、今後もさまざまな機能の実装が計画されているとの報道も出ていることから、その内容次第でXから離れていく可能性がうかがえる結果となった。