漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2023』の決勝進出者発表会見が7日、東京・竹芝のNEW PIER HALLで行われ、決勝進出者9組が発表された。
■マヂラブ村上、準決勝のレベルの高さに感服
過去最多となる8,540組がエントリーした今大会。本日7日に開催された準決勝を勝ち抜いた、ダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、ヤーレンズ、真空ジェシカ、さや香、令和ロマン、モグライダーの9組が決勝戦に駒を進めることが決定した。この9組に敗者復活戦で選ばれた1組を加えた10組が、クリスマスイブの12月24日に開催・生放送(ABCテレビ・テレビ朝日系18:30~22:10)される決勝戦に臨む。
決勝進出者発表会見の司会を務めたマヂカルラブリー・野田クリスタルは「実は、準決勝をちゃんと観たのは今年が初めて。出る側だったんでね」と明かしつつ、「本当に気が楽。すごい楽しかったですね。こんなに面白いライブやってたんだ! って(笑)」と率直な感想を告白。村上も「最初から最後まで全員おもしろい。とんでもなかったですけど、この中にも勝ち負けが存在して」と改めてレベルの高さに感じ入った。
■マユリカ阪本の心配事とは
今回が決勝初進出となったのは、ダンビラムーチョ、くらげ、マユリカ、ヤーレンズ、令和ロマンの5組。ダンビラムーチョの大原優一と原田フニャオは「めちゃくちゃうれしいです」と喜びを噛みしめ、くらげの渡辺翔太は「とにかく一生懸命、悔いなくやるだけでございます」と、野田いわく「みんな大体そう。一般的な考え方」の意気込みを述べた。
マユリカ・中谷は「21時ごろに結果を聞いて、とにかくうれしくて。親にまず結果を報告しようと思って、電話をかけたんですけど、息子の(M-1)発表の日に母親が20時に寝たということで、つながりませんでした」と報告。一方、マユリカ・阪本は「うれしいんですけど」と喜びながらも、「いつもネタの時に、マイクのそばまで走らせてもらってるんですよ。決勝はせり上がりがあるということで、初の転落死かもしれないです」と心配事を打ち明け、笑いを誘った。
ヤーレンズ・出井隼之介は「本当にもう悲願で。ありがとうございます」と謝意。続いて、準決勝で披露したネタの手ごたえを聞かれたヤーレンズ・楢原真樹は「ホクホクでした。まるで新じゃがのようでした」と振り返った。令和ロマン・高比良くるまは「ウケ量とかでは分からなくて、本当に僅差だったと思う」と前置きしながら、「マヂラブの野田さんと先週くらいに筋トレをする仕事をさせていただいたのですが、野田さんが(相方の)ケムリにベンチプレスを教えてくださって。(決勝に進めたのは)マジでその差だと思います」と分析。令和ロマン・松井ケムリも「筋肉で勝ち取った決勝だなと思います」としみじみと語っていた。