フレンチロックミュージカル『赤と黒』の公開ゲネプロが7日に東京・東京芸術劇場プレイハウスで行われ、主演の三浦宏規らが登場した。

  • 三浦宏規

    三浦宏規

■フレンチロックミュージカル『赤と黒』主演の三浦宏規が公開ゲネプロ

同作はフランスの文豪スタンダールの名作『赤と黒』を原作とし、フレンチロックで紡いだミュージカル。『1789』『ロックオペラ モーツァルト』などを手掛けたフランスのプロデューサー アルベール・コーエンにより2016年にパリで初演を迎え、好評を博した。日本では宝塚歌劇で今春に『Le Rouge et le Noir 〜赤と黒〜』と題し、本作の日本初演を礼真琴主演で上演した。世界中で注目を集める話題『SIX』共同演出家のジェイミー・アーミテージが、日本初演出に挑む。

舞台は小さな町ヴェリエール。貧しい製材屋の末息子として育った美しき青年ジュリアン・ソレル(三浦宏規)は、町を支配するブルジョワへの激しい憎悪に燃えていた。聖職者になり出世しようと野心を抱く彼は、レナール家の家庭教師の職を手にしたが、信心深く貞淑な夫人、ルイーズ・ド・レナール(夢咲ねね)と、情熱的な禁断の恋に溺れていく。しかしその秘密は、町長ムッシュー・ド・レナール(東山光明)に激しい対抗心を持つブルジョワ、ムッシュー・ヴァルノ(駒田一)によって暴かれてしまう。

町を出たジュリアンがパリで出会ったのは、ラ・モール侯爵(川口竜也)の令嬢、マチルド・ド・ラ・モール(田村芽実)だが、出会いもまた彼の運命を狂わせていく。ストーリーテラーのジェロニモ(東山義久)の語りに添って、激しいダンスと歌によって、階級に苦しむジュリアン・ソレルの人生が表されていく。

東京公演は東京芸術劇場プレイハウスにて12月8日〜27日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて2024年1月3日〜9日。

■演出:ジェイミー・アーミテージ コメント

私たちが作った新バージョンの『赤と黒』を楽しんでいただけることを願っています。
私たちはこの美しい物語の核心に迫るスリリングな作品にしたいと思い、お芝居、歌、そしてダンスそれぞれに焦点を当てて素晴らしいキャストの皆様と創作してきました。キャストの皆様一人一人が、心震わせる上質な作品を作るために懸命に取り組んできてくれました。
私はすべてのキャストの皆様そして最高のチームの皆様を誇りに思います。本日はお越しいただき有難うございます。

■三浦宏規 コメント

本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。ジュリアン・ソレルを演じます三浦宏規です。ようやくこの日がやって参りました!
演出家のジェイミーを筆頭に信頼のクリエイター陣、強烈な個性を放つ出演者、最高にロックなバンドメンバー、そしてそれらを全て支えてくださるスタッフの皆様。この人達と一緒なら初日も全く怖くない! なんなら初日より怖い関係者が沢山いるゲネプロだって怖くない!笑 そう思える方々と出会えたことを今とても幸せに感じています。
この作品は19世紀初頭、ナポレオン失脚後、王政復古の時代となったフランスが舞台のお話です。それが現代を生きる皆様の目にどう映るのか。何を感じ取っていただけるのか。様々な感想を是非記事にしていただければと思います。
酷評の方はですね、私、凹んでしまうので、ほどほどにしていただけましたら幸いです。笑 それでは、どうぞ『赤と黒』の世界をお楽しみください。

■公開ゲネプロ写真(ネタバレあり)

  • 東山義久、東山光明
  • 三浦宏規
  • 三浦宏規、夢咲ねね
  • 三浦宏規、夢咲ねね、東山光明
  • 三浦宏規
  • 田村芽実
  • 三浦宏規、田村芽実
  • 三浦宏規、夢咲ねね
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