Duolingo, Incは12月6日、年次レポート「Duolingo Language Report 2023」と連動して実施した「日本国内における語学学習に関する調査」の結果を発表した。調査は11月10日〜15日、母国語が日本語である各都道府県男女100人(計4,700人)を対象に行われた。
まず、自身の英語力への自信について聞いたところ、「ある」「どちらかというとある」の合計回答は10.7%にとどまった。英語力のレベルについては、86.5%が「初心者(ほとんど知らない)」「上級初心者(簡単な基礎は知っている)」と回答している。
英語力に自信がある人の割合を都道府県別で見ると、1位「東京都」(20.0%)、2位「神奈川県」(19.0%)、3位「京都府」「大阪府」(各15.0%)、5位「福島県」「栃木県」「鹿児島県」(各14.0%)という結果に。人口の多い地域が上位となる傾向が見られた。
また、現在において自発的に語学学習を行っているという人は、「福岡県」が26%で最も多く、次いで「神奈川県」が23%、「千葉県」が22%で続いた。
自発的に語学学習を行っていない人のうち、今後に語学学習を自発的に臨む意欲がある人は「福岡県」「千葉県」「佐賀県」に多い事も分かった。
これらの結果を基準とした語学学習の意欲が高い都道府県のトップ5は、1位「福岡県」、2位「千葉県」、3位「東京都」、4位「佐賀県」、5位「埼玉県」となった。
次に、義務教育などでの学習を除いた自発的な語学学習を行っているかを質問したところ、「はい」の回答は15.6%となった。そのうち、10代は38.5%、20代は23.0%で、6割以上を若年層が占める結果となっている。
語学学習は行っていないが今後自発的に臨む意欲があるという人は、15.5%。語学学習に前向きな人の割合は合わせて3割以上にのぼった。
学習している言語については、「英語」が84.1%で最多となり、以下「韓国語」が25.0%、「中国語」が12.5%、「フランス語」が6.0%で続いている。
年代別で見てみると、「韓国語」を学習している人は30代以降では10%〜15%にとどまっている一方で、20代では26.0%、10代では37.0%となっている。また、興味のある言語に「韓国語」を選んだ割合も、20代では45.3%、10代では52.4%にのぼった。
語学学習を行っているまたは意欲がある人に対し、理由を尋ねてみたところ、「英語」では「キャリアアップに繋げたいから」の回答が46.1%で最多となった。
一方で「韓国語」では、57.6%が「好きなアーティストや芸能人が話す言葉をそのまま理解したいから」、45.1%が「海外の映画やドラマをそのまま理解したいから」と回答し、推し活需要の高さが伺える結果となった。