Duolingo, Incは12月6日、無料語学アプリ「Duolingo」による語学学習の動向を調査した年次レポート「Duolingo Language Report 2023」を公開した。

  • 2023年最も人気のある言語

同レポートでは、世界の「Duolingo」のユーザーデータをもとに、最新の語学学習状況や学習者の動向を紹介している。

まず、世界で学習者の多い言語については、1位は「英語」となり、2位には「スペイン語」、3位には「フランス語」、4位には「ドイツ語」が続く結果となった。「日本語」は5位で、昨年や一昨年と同様の結果となっている。

6位以降では、「韓国語」が「イタリア語」をおさえて6位にランクインしたほか、昨年では9位だった「ロシア語」がランク外、昨年ではランク外だった「ポルトガル語」が10位となっている。

続いて、最も学習熱心な国を調査したところ、1位「ベラルーシ」、2位「日本」、3位「ハンガリー」、4位「ロシア」、5位「ウクライナ」という結果に。昨年と比較すると、「日本」と「ベラルーシ」の順位が入れ替わったほか、「チェコ」がランク外となっている。

また、Z世代においては個人的な理由で語学を勉強する傾向が見られ、あまり学習されていない言語への関心が高まっているという。実際に「ウクライナ語」を学ぶ人の半数以上をZ世代が占めるほか、日本語学習者の86%が30歳未満となっている。一方で、年配の学習者においては連続記録が長い傾向が見られた。

「ウクライナ語」は、昨年のウクライナ侵攻を契機に世界で130万人以上のユーザーが学習を始めたとのこと。新規学習者のうち37%は、人とのつながりが学習目的となっている事も分かった。