フリーウェイジャパンは11月1日、「2023年度冬のボーナス実態調査を実施」の結果を発表した。調査は10月10日~17日、中小企業/零細企業の従業員130人、ならびに代表取締役/個人事業主166人を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「冬のボーナスを支給済/支給予定」の経営者は42.0%。昨年と比較して15.7ポイント増加したが、一方で、「支給額が増加した」という人は、昨年に比べて12.4ポイント減少した。
また、「今年度の上期と下期で業績に変化はありましたか?」と質問したところ、「変化なし」が最多の38.0%で、昨対比7.1ポイントの増加。「上期では下がったが、下期では上がった」が6.0%、「年間を通して、業績が上がった」が24.7%となった。
ボーナスが支給された、または支給予定で金額を把握している従業員にボーナスの支給額を聞いたところ、「20万円~30万円未満」(25.7%)や「10万円~20万円未満」(22.9%)が多く、支給額のボリュームゾーンとしては「10万円~30万円」。回答者の平均額は47.9万円となった。
ボーナスの使い道については、「預金・貯金」(37.1%)、「生活費」「趣味・娯楽」(ともに17.1%)が上位に。例年、「預金・貯蓄」と「生活費」が上位回答になる傾向が続くなか、「趣味・娯楽」が昨年比10.4ポイント増加し、ランクアップした。
次に、今後、経営を進めていく中でマイナス要素になりうると考えるトピックについて聞いたところ、「インボイス制度」(44.6%)、「人手不足」(42.2%)、「電気・ガス料金の値上げ」(38.6%)が上位となったほか、「円安」や「物流2024年問題」といった回答も。一方、プラスとなりうるトピックでは、「コロナ終息による経済活動の活発化」が最多の34.3%。次いで「わからない」が29.5%で続いた。
最後に、過去半年以内の賃上げ実施の有無について聞いたところ、「はい」が49.1%、「いいえ」が過半数の50.9%だった。