パナソニックは12月6日、マイクロフォーサーズ規格の小型ミラーレスカメラ「LUMIX G100D」(DC-G100D)を発表した。2020年8月に発売した「LUMIX G100」(DC-G100)の後継モデルで、EVFの視認性を高めたほか、充電端子をUSB Type-Cに置き換えて使い勝手を高めた。新たに、標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本が付属するキットモデルも追加した。小型軽量で扱いやすい高画質カメラが欲しい、と考える入門層に訴求する。
価格はオープンで、予想実売価格は標準ズームレンズが付属するKキットが89,000円前後、標準ズームレンズとトライポッドグリップが付属するVキットが94,000円前後、標準ズームレンズと望遠ズームレンズが付属するWキットが107,000円前後。発売日はいずれも2024年1月26日。
LUMIX G100のマイナーチェンジモデル。基本性能やデザインはほぼLUMIX G100を継承しており、EVFを236万ドットのOLEDファインダー(LUMIX S5と同等)に変更したこと、充電端子をUSB Type-Cに置き換えたことがおもな改良点。合わせて、トライポッドグリップもUSB Type-C接続タイプを用意した(実売価格は9,800円)。
キットモデルは、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」付属のキットモデルに加え、新たに標準ズームレンズと望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属するWキットも追加した。
LUMIX G100はVlogカメラとして動画推しで売り出したが、小型軽量で扱いやすい高画質カメラとして写真撮影中心で使う人にヒットしたという。それを踏まえ、入門者向けのレンズ交換式カメラで人気のズームレンズ2本付きモデルを追加した。フルサイズミラーレスの隆盛で選択肢が少なくなった、小型軽量でも望遠撮影がしやすい高画質モデルとして、幅広い層にヒットする可能性がある。