函館市企業局交通部は、函館市電において車内放送ナレーター変更などの取組みを実施すると発表した。日本語による停留場名を含む業務案内の担当として、元運転士の鉄道タレント、響丈(ひびき じょう)さんを起用する。
これまで、函館市電の車内放送は停留場名を含む業務案内と車内CMを同じナレーターの声で放送していた。今後は業務案内とCMのメリハリを付け、必要な情報を聞き取りやすくする。
響丈さんは、駅員・車掌・運転士を約11年間経験したという鉄道タレント。ナレーターやボイストレーナー、プロ視点の鉄道解説者など、幅広く活動している。車内放送を担当するにあたり、「車内自動アナウンスのお仕事は、私にとっての一つの大きな夢でした! それを私の大好きな函館市電さんで実現させていただくことができ,非常に嬉しく光栄に思います! 微力ではありますが,函館市電さんを盛り上げるお役に立てましたら嬉しいです」とコメントを寄せている。
英語・中国語・韓国語による業務案内は、トゥーエイト社(東京都渋谷区)の「声の達人」3人が担当する。車内CMは従来通り、広告代理店による音声を流す。あわせて整理券への停留場番号印字も変更するとのこと。これらの変更は11月20日頃から始まっており、2024年3月頃にかけて、車載機器更新に合わせて順次変更するとしている。