化粧品のアップサイクルを行っているモーンガータが、サクラクレパスの技術協力のもと開発した水性ボールペン「SminkArt(スミンクアート)ペン」を発表。役目を終えたコスメの新たな再生方法として、注目が集まりそうです。
今回は、マイナビ学生の窓口に所属する大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します!
コスメ特有の上品なラメ感をインクに
同社では、粉末状化粧料を水溶性化できる自社特許技術「magic water」を用いて、一般ユーザーや企業・小売店舗などから回収した化粧品の中身(バルク)を、多用途の色材(絵の具等)へアップサイクルする活動を行っています。
「SminkArt(スミンクアート)ペン」もその一環として開発されたもので、コスメ特有の上品な発色や光輝感をそのまま反映した、キラキラ好きにはたまらないインクが特徴になっています。
近年、化粧品の空容器などのリサイクルは進んできましたが、化粧品バルクや原料の再利用についてはまだまだ限定的だそう。同社ではアップサイクルの取り組みを拡大させるため、これまでにも化粧品バルクを原料に製造した印刷用インク「ecosme ink」などを開発しています。
同製品は今後、コーセーと花王のイベントで活用されるほか、2024年秋頃の一般発売を目指しているそうなので、ぜひ動向をチェックしてみてはいかがでしょうか。
トレンドリサーチャー:法政大学 広告研究会
文:OFFICE-SANGA
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部