FinalWireは12月4日(現地時間)、同社が展開するベンチマークソフトウェアスイート「AIDA64」において、メジャーアップデート「v7.00」をリリースした。新機能を備えたハードウェアの性能計測をサポートしたほか、UIの刷新も図られている。
クリーンで刷新されたユーザーインターフェースを新しく搭載するアップデート。ハードウェアの新サポートとしてAMD Threadripper 7000などが搭載するAVX-512命令をサポートしている点が特徴で、最適化によって適切な性能計測に対応。チップセットやメモリコントローラの情報もアップデートし、プラットフォーム全体の安定性を高めている。
また、Intel Meteor Lake SoC向けにAVX2命令に最適化したベンチマークも搭載。AVX-512、AVX2、AVX、Fused Multiply-Add (FMA)、AES-NIハードウェアアクセラレーションの性能評価もサポートする。次世代以降のサポートとしてIntel「Arrow Lake」「Lunar Lake」まで対応しており、さらに暫定サポートとして「Clearwater Forest」「Panther Lake」も追加する。
加えて、グラフィックス製品向けの新規ハードウェアサポートとして「AMD Radeon RX 6750 GRE 12GB」「NVIDIA GeForce RTX 4080 Super」「RTX 4500 Ada Generation」も追加した。なお、GeForce RTX 4080 SuperについてNVIDIAから公式発表されたことは今のところない。
AIDA64は有料で、最も安価な「AIDA64 Extreme」が59.95ドルから。30日間の無料仕様版もある。