バイヤーズ・ガイド(永瀬事務所)は12月4日、「郷土料理に関する調査」の結果を発表した。調査は8⽉7⽇〜9⽉22⽇、全国20〜69歳の一般消費者1万1,572名を対象にインターネットで行われた。
日本全国の「郷土料理」を3つまで回答してもらったところ、1位「きりたんぽ」(秋田県)、2位「ほうとう」(山梨県)、3位「ジンギスカン・ジンギスカン鍋」(北海道)、4位「沖縄そば・ソーキそば」(沖縄県)、5位「たこ焼き」(大阪府)となった。
続いて、17の食のカテゴリ別に、「食のイメージがある」「この1年間に食べたことがある」「1年間に食べた中で良い印象に残っている」ものを教えてもらったところ、「食のイメージ部門」では、5年連続で1位「北海道」、2位「大阪府」、3位「福岡県」の順で人気観光地が上位に並ぶ結果に。特に北海道は、各カテゴリ別にみても、米、野菜、水産物、乳類など、17カテゴリ中13カテゴリで1位を獲得した。
また、この1年間に食べたことがある「実食部門」でも、1位「北海道」、2位「大阪府」、3位「福岡県」という結果に。北海道は17カテゴリ中14カテゴリで1位を独占。まさに“食の宝庫北海道”という圧倒的結果に。
一方、1年間に食べた中で良い印象が残っている「満足度部門」では、北海道一強の状態は崩れ、各地域のブランド食材・特産品・地元グルメで群雄割拠の状態に。例えば、米「新潟県」、めん類「香川県」、果実「山梨県」、果実加工品「青森県」、水産加工「宮城県」、肉類「兵庫県」、飲料「愛媛県」、調味料「千葉県」、料理「大阪府」というように、各地域のブランド食材・特産品・地元グルメは、消費者の満足度が高いことがうかがえた。