2012年5月22日に開業した電波塔「東京スカイツリー」。その高さは634メートルと、日本一高いタワーとしても知られていますが、どんな風に上へ上へと伸びていったのか、みなさんは覚えていますか?

実は今、完成までの過程を知ることのできる貴重な資料が、X(旧Twitter)で注目を集めています。中谷幸司さん(@bluestylecom)が投稿したこちらの画像をご覧ください。

トレンド #二度と撮れない画像を貼れ を見てしまったので貼れと言われた気がした。
建設中の東京スカイツリー。自宅から撮り続けました。
(@bluestylecomより引用)

2008年7月に着工した東京スカイツリー。約3年8カ月にもおよぶ成長記録、なんとも貴重ですよね。

この画像が投稿されると、「素晴らしい〜」「これは貴重な写真ですね」「お見事」と称賛の声が続々と。緻密な計算のもとに建設されていくその様子は、感動すら覚えます。

これだけの長い期間、撮影し続けるのは大変だったと思いますが、完成したときはどんな思いだったのでしょうか。撮影者の中谷幸司さんにお話を伺いました。

撮影者さんに聞いてみた

―― 東京スカイツリーの軌跡を撮ろうと思ったきっかけを教えてください

自宅から建設の様子が見えることがわかっていたので、伸びていく様子を動画にできたら面白いだろうなと思って撮り始めました。今回は建設の様子を並べた写真に反響がありましたが、実際はほぼ毎日撮っており動画も作成しています。

―― これまた貴重な動画ですね。素晴らしいです! 撮り続けてきた東京スカイツリーがついに完成したときの気持ちを教えてください!

3年近く撮り続けていたので、やっと終わったというのが正直な気持ちでした。"開放された!"と思ったのですが、結局今も東京スカイツリーを撮っています。

―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください

思っていた以上の反響があって驚いています。「懐かしい!」とか「通学のときに見ていた!」というコメントもあり、2012年に完成しているので10年以上前だったのかと改めて思いました。


もう10年以上になるんですね。季節やイベントに合わせて色を変える東京スカイツリー。今の時期は、クリスマス仕様になっているそうです。ぜひ、多彩な顔をもつ東京スカイツリーに今後も注目してみてはいかがでしょう。