12月30日にTBSで生放送される『第65回輝く! 日本レコード大賞』(17:30~22:00)の総合司会に、安住紳一郎TBSアナウンサーと女優の川口春奈が決定。このほど東京・赤坂の同局で2人が取材に応じ、安住アナは『日本レコード大賞』への思いを語った。
安住アナは2001年から11年間進行アナウンサーを務め、2012年からは総合司会を担当し今年で12年連続となるが、「コロナでお客様が制限された時期が3年ほど続きましたが、去年からまたいつもの『レコード大賞』に戻り、2023年活動された音楽関係者の皆さん方が1年を代表する曲を披露するという華やかなステージにまた携われることをうれしく思っています」と喜びを口に。
そして、「年末、『紅白歌合戦』などいろいろ大きな音楽番組がある中で、『日本レコード大賞』もその年に生まれた曲を音楽関係者とともに振り返るということで、テレビにはアーティストしか映らないんですけど、舞台袖にはそのアーティストを支えた音楽関係者や、日本のトップクラスのスタジオミュージシャンたちがその曲を演奏し、ファンの皆さんと一緒に喜ぶという究極の年末のライブだと私は感じています」と『レコード大賞』への思いを語った。
続けて、「いろいろ開催が危ぶまれる声がある中でまた今年も開催できるということは、関わる1人としてうれしく思いますし、実際に開催ができないんじゃないかということもコロナのときはありました。『レコード大賞』という名前で、実際にレコードは今誰も買ってないじゃないかとか、売り上げ枚数に比した成績ではないなどいろいろな批判の声や、賞レース自体不要じゃないかという声も届いていますが……」と批判の声に言及。
その上で、「『日本レコード大賞』を始めた65年前も、レコード会社専属の作曲家たちが西洋から入ってくる音楽とこれまでの歌謡曲の分断の中で一堂に会してみんなで1年の活動を喜び、ファンの皆さんに感謝を伝える会があってもいいんじゃないかいうことでスタートした。今もほぼ同じような状況になっているかもしれないので、回を重ねていくことが必要なんじゃないかなと、関わっている1人として、そういう関係者の思いは感じている」と語った。
さらに、「『1年で一番いい音楽番組を』という気持ちでやっていますので、たくさんの人に見てほしいなと思います」と述べ、「12月30日に究極のライブショーということで、1年間活動された音楽関係者の晴れの舞台だと思っています。放送事業を担当します私たちも最高の技術で、それに応えたいという意気込みで毎年作っております。ぜひご家族そろって見ていただければうれしく思います」と呼びかけた。
『日本レコード大賞』の総合司会に初挑戦する川口は、「司会を務めさせていただくことになり、本当に驚きと、すごく当日楽しみだなという思いと、安住さんが隣にいらっしゃる安心感でとにかくワクワクしております」と心境を述べ、「1年を締めくくる本当にスペシャルな1日、そしてアーティストの方たちによる最高のパフォーマンスをすごく楽しみにしていますし、私も安住さんと一生懸命頑張ることで見ている方々にポジティブなメッセージを受け取っていただければなと思いますので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいなと思います」と語っていた。