女優の栗山千明が、フジテレビ系ドラマ『大奥』(1月18日スタート、毎週木曜22:00~)に出演する。
栗山が演じるのは、大奥の女性たちを束ねる重役・大奥総取締役である松島の局(まつしまのつぼね)。公家の娘で、徳川家重の嫡男・家治(亀梨和也)の教育係だったが、その後、将軍付き上臈御年寄となり大奥を取り仕切る大奥総取締役にまで上り詰めた実力者だ。
大奥総取締役は“表”である幕政にも影響力を持ち、幕政をつかさどる老中の人事にまで口出しができたという、当時のキャリア女性のトップ中のトップにあたる。その松島は権力をほしいままにするため側用人・田沼意次と手を組み、“ある計画”を目論んでいて…。
コメントは、以下の通り。
■栗山千明
――本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください。
「言葉遣いや所作など、私に務まるのかという不安もありますが、大奥という煌(きら)びやかな世界を体験できることを楽しみに思いました」
――『大奥』という作品の印象はいかがですか?
「華やかな一方、いろんな思惑が絡み合う人間関係を描いている印象です」
――ご自身が演じられる役の印象や役作りについて教えてください。
「松島の局には、大奥総取締役としての風格や貫禄が必要だと感じていますので、堂々と凜(りん)とした立ち振る舞いを心掛けながら演じたいと思っています。また、小芝さん演じる倫子を追い詰めていく役どころなので、見てくださる方々に嫌われる覚悟で精いっぱい務めたいと思います」
――最後に放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「大奥らしい“女の戦い”だけではなく、キュンとなるかわいらしい恋心や、切ない思い、親子の愛なども、きちんと描かれているストーリーになっています。新しい大奥を、ぜひお楽しみにしていてください」
■企画:安永英樹氏(フジテレビ編成部)
「主人公の前に立ちはだかる“大奥総取締役”はまさにもう一つの大奥の“顔”。大奥という組織の個性は大奥総取締役の個性が大きな役割を占めると思います。栗山さんが持つクールなビジュアルは牢獄(ろうごく)である大奥の厳しさと恐ろしさを体現する松島の局のイメージと合致します。江戸時代に権力を持つ男たちと向こうを張って大奥を取り仕切った女性の姿をぜひご覧いただければと思います」