『アメトーーク!』『テレビ千鳥』などを手がけるテレビ朝日の加地倫三エグゼクティブプロデューサーが、1日から配信されているTVerの番組『TVerで学ぶ! 最強の時間割』シーズン2の第5話に登場した。

  • テレビ朝日の加地倫三エグゼクティブプロデューサー

冒頭では数多くの担当番組の会議、収録、編集が並行する「加地Pの1週間のスケジュール」を公開。『アメトーーク!』は放送開始から20年を迎える今なお、プロデューサーである加地氏自ら編集も行っていると話す。秋元真夏が投げた「自分で編集をやる理由は?」というストレートな質問に、加地氏が出した一同納得の出演者に対する想いとは。

番組内では、加地氏が「番組を作る上で大切にしていること」について、スケッチブックを使ってクイズ形式で出題。出演者が持つ個性の生かし方や、番組を長続きさせるための意外なテクニックなど、敏腕プロデューサーならではの思考法を次々に明かす。

さらに、生徒たちは『アメトーーク!』の企画作りにもチャレンジ。数々のヒット企画を生み出してきた加地氏から“考えるコツ”を学んだ出演者たちが、思い思いの企画を披露する。そんな中、秋元が「らしからぬ企画」をプレゼン。その企画の意外すぎる背景に一同驚がくし、加地氏も「そりゃそのプレゼンするわ…面白い!」と大絶賛だ。

他にも、加地氏がスポーツ局からバラエティに異動するまでの経緯や苦労、「バラエティでやっていけるかも」と感じたダチョウ倶楽部との秘話などが語られる。

■松田里奈(櫻坂46) コメント

――収録を終えた感想を聞かせてください。

ずっとテレビ界の最前線を走ってこられた加地さんの授業ということで、始まる前から緊張していました。これだけの面白い番組を作り続けている方なので、バラエティのノウハウだったり、いろいろなお話を聞ける嬉しさもありつつ、今の自分を透視されているような感じがして(笑)。緊張感もありましたが、「そうなのか!」と勉強になることがたくさんありました。常に「もし自分がバラエティに出るとしたら」と考えながら授業を聞いていて、すごく実りのある時間でした。

――授業を聞いて、今後に生かしたいと思ったことはありますか?

加地さんは「短所が個性になることもある」とおっしゃっていて…私はその見方をしたことがなかったなと思いました。バラエティに対して興味はあるけど、自信がなかったり、苦手意識もすごく強かったりして「自分の個性ってなんだろう?」と考えることが多かったんです。今日のお話を聞いて、あらためて自分を見つめ直すときに「自分の短所はどこだろう」とも1回洗い出してみて、新たな強みを見つけられたらいいなと思いました。

――視聴者にメッセージをお願いします。

今の加地さんがあるのは、やっぱり「好き」という気持ちを持ってバラエティを作り続けてきたからなんだなと思いました。加地さんの低姿勢な部分が見えたというか、謙虚な部分がたくさんあって。あれだけすごいところまで上り詰めた方なのに、番組に関わるすべてのみなさんに愛情を持っていて、相手から学ぶ姿勢でいらっしゃるんだなと、すごく感じました。もちろんディレクターやプロデューサーを目指している方にも見ていただきたいですが、そうではない方にも勉強になることがたくさんあると思います。