女優の菅野美穂が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(毎週木曜21:00~)第7話がきょう30日に放送される。
■菅野美穂主演『ゆりあ先生の赤い糸』
今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名コミック(講談社)を実写化する同作は、「タフで明るい“踏ん張る主婦”ヒロイン」の伊沢ゆりあ(菅野)が、突然目の前に現れた夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を開始し、時にぶつかり合い、時に手を取り合い、意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、「血の繋がりを越えた“家族”の絆」を編み上げていくというストーリー。
前回の第6話では、ゆりあを真剣に愛する優弥(木戸大聖)が別居中の妻に離婚届を送ったことが判明。しかし息子と孫の幸せを願う優弥の父・伴博(宮藤官九郎)から「ほどほどに遊んだら、帰してやってくださいよ」と釘を刺されたゆりあは、心の中にわだかまりが残ることに。さらに優弥とホテルでベッドを共にするも、彼が過去のバイク事故のせいで性機能障害を抱えていることも発覚する。「俺は不良品」と自虐する優弥に対し、「私もかなりの中古品」と言って、気まずくならないよう配慮するゆりあ。お互いの優しさを感じ、笑顔を交わした2人だったが、重い空気を完全に拭い去ることはできず、1人になったゆりあの目からは涙がボロボロとこぼれ落ちた。
■小山田みちる(松岡茉優)、「家を出ようと思う」と宣言
第7話では、ゆりあの心を「優弥は自分自身が不良品だと思っているから、かなり年上の私を相手にしたのではないだろうか」と、複雑な感情が支配。優弥が会いたがってもつい、バレエのレッスン中に負った捻挫を理由に「会えない」と突き放してしまう。一時は「赤い糸で結ばれた運命の人」だと思った優弥との間に訪れる別れの危機。はたして、この恋はどんな結末へと向かっていくのか。
一方、ゆりあと同居する夫の彼女・小山田みちる(松岡茉優)の心も大きく揺らいでいくことに。ゆりあの夫・伊沢吾良(田中哲司)の“隠し子”かもしれない娘たちと共に、伊沢家に居候し、ゆりあとも友情を築き始めていたみちる。ところが第7話では、長女・小山田まに(白山乃愛)にバレエを続けさせるか否かで、図らずもゆりあと衝突してしまう。そこへ、みちる親子を家から追い出そうと企む吾良の妹・伊沢志生里(宮澤エマ)がさらに追い詰めるようなことをみちるに耳打ち。居た堪れなくなったみちるは突然「家を出ようと思う」と、ゆりあに告げる。何とかして、みちるを引き留めようとするゆりあ。一方、自分の孫かもしれないまに&小山田みのん(田村海夏)をかわいがる姑・伊沢節子(三田佳子)は、余計なことばかりする志生里への怒りを爆発させる!? 夫の彼氏・箭内稟久(鈴鹿央士)も含め、一見奇妙ながらも絆を強めつつあった“疑似家族”は、崩壊の危機に瀕してしまい……。そんな中、ついにみちるがゆりあに向かって吾良との関係と過去を洗いざらい告白。ずっと有耶無耶だった“隠し子”疑惑の真相も明らかに。さらに、未だ寝たきり状態にある元凶夫・吾良に異変も!?
【編集部MEMO】第7話あらすじ
“禁断の恋”の相手・伴優弥(木戸大聖)が、過去のバイク事故のせいで性機能障害を抱えていると知った主婦・伊沢ゆりあ(菅野美穂)。優弥は自分自身が不良品だと思っているから、かなり年上の私を相手にしたのではないだろうか――ふと湧き上がった複雑な感情を拭えずにいた。時を同じくして、未だ寝たきり状態にある夫・伊沢吾良(田中哲司)を介護するため営み続ける“夫の愛人や隠し子? たちとの同居生活”に、またも予期せぬトラブルが。ゆりあの後押しでバレエを習い始めたみちるの長女・小山田まに(白山乃愛)だったが、レッスンのたびに思うように上達できず、肩を落として帰ってくる。そんなまにを見たみちるは、このままバレエを続けさせるか否かで、ゆりあと軽く衝突。みちる親子をよく思わない吾良の妹・伊沢志生里(宮澤エマ)にさらに追い詰めるようなことを耳打ちされ、居た堪れなくなったみちるは突然「家を出ようと思う」と、ゆりあに告げる。