エイチームのグループ会社であるエイチームライフデザインは、「2023年度ふるさと納税に関する意識調査」の結果を11月28日に発表した。同調査は暮らしの「まよい」を解決する情報メディア「イーデス」にて、20歳以上の男女合計600名を対象に、2023年11月11日にインターネットを用いて行われた。
「2023年11月1日時点で、今年分のふるさと納税を行いましたか?」と質問したところ、「いいえ(80.8%)」「はい(15.0%)」という結果になった。さらに、4.2%の人がふるさと納税を知らないことがわかった。
「2023年11月1日時点で、ふるさと納税を行っていない一番の理由は何ですか?」と質問したところ、「制度のメリットがよくわかっていないから(25.2%)」という回答が最も多く、次いで「利用手続きが面倒だから(22.5%)」「その他(16.7%)」「利用方法がわからないから(15.7%)」と続いた。また、「制度が変わって魅力を感じなくなったから」と回答した人は8.5%と、意外にも少ない結果となった。
なお、回答数が多かった「その他(16.5%)」では、「ふるさと納税の制度の趣旨に賛同できない(29.6%)」といった内容の回答が最も多いことがわかった。
「2023年10月から、ふるさと納税制度の変更があったことを知っていますか?」と質問したところ、「知っている(58.1%)」「知らない(41.9%)」という結果となった。
また、「制度変更を理由に9月までにふるさと納税を行いましたか?」と質問したところ、「いいえ(81.1%)」「はい(18.9%)」という結果となった。上述した「制度が変わって魅力を感じなくなったから」と回答した人が少ない点に伴っていると言える。
「来年以降もふるさと納税を利用しようと考えていますか?」と質問したところ、「利用しない(74.8%)」「利用する(25.2%)」という結果となった。
来年以降の利用を考えていない一番の理由は、「その他(44.0%)」を除くと、「寄付したい返礼品がなくなったから(30.9%)」が最も多い結果となった。
最も回答数の多かった「その他(44.0%)」では、「興味がないから(19.6%)」を除くと、「ふるさと納税の制度の趣旨に賛同できないから(19.0%)」が最も多いことがわかった。
また、来年以降の利用を考えている一番の理由は、「税金面でのメリットは変らずに受けられるから(50.3%)」が最も多い結果となった。
「今後のふるさと納税に期待することはなんですか?」と質問したところ、「納税方法や手続きが簡易的になる(18.3%)」、「制度のメリットがわかるような仕組みづくり(16.7%)」、「返礼品の種類がもっと増える(16.3%)」、「2023年10月の制度変更でなくなった・値上がりした返礼品が元に戻る(制度の緩和)(14.8%)」のような回答が目立つ結果となった。
他にも、「インパクトのあった返礼品があれば教えてください。」と質問したところ、「消防車体験」、「富岡製糸場の一日場長」、「イルカやホエールウォッチングツアー」、「岡山県の里庄町で藤井空さんのライブ参加」などの回答があった。体験関連でインパクトを受ける人が多いことがわかる。