壁紙で現在時刻が建物の背後に回り込んでしまいます!? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

壁紙を風景写真に変更したところ、現在時刻(時計)が山の後ろに回り込んでしまったのですね? それは「被写界深度エフェクト」の誤動作と考えられるため、壁紙の設定画面で「被写界深度エフェクト」オプションを無効化しましょう。

この「被写界深度エフェクト」は、iOS 16のとき導入された壁紙の表示効果です。通常は写真に重ねて表示される現在時刻を被写体の後ろに回りこんだかのように表示され、見る者に被写体が前面に浮き出たような印象を与えます。

この機能の対象は、切り抜いて被写体の手前に移動させることが可能なものに限定されます。立体感/奥行きを感じさせることにメリットがある人や動物がメインターゲットですが、自然の景色や建築物が除外されるわけではありません。高層ビルの後ろに現在時刻が回りこんで見えるとなんだか白々しい、不自然だ、という場合には被写界深度エフェクトを手動でオフにしましょう。

壁紙の被写界深度エフェクトをオフにするには、「設定」→「壁紙」の順に画面を開き、対象とする壁紙の「カスタマイズ」ボタンをタップします。画面右下にある「…」ボタンをタップすると現れるメニューで「被写界深度エフェクト」のチェックを外せば、現在時刻が被写体の後ろ回りこむことはなくなります。

なお、ウィジェットを配置すると、自動的に被写界深度エフェクトは自動的にオフにされます。現在時刻と重なる部分が大きい場合も、時刻の見えない部分が大きすぎては時計として役に立たないことから、やはりオフになります。